海外FXの経費について
無職で今年海外FXをはじめましたが、年間180万ぐらいの利益がでまして、ネット等ではシステムソフト代やVPS、セミナー代、交通費等が経費になると色々載っていのですが、心配で税務署の電話相談にかけた所「FXで経費で引けるものない!何故ネットや本に載ってるかわからん!」と強めにいわれ電話を置きました。
システムソフト代に50万ぐらいかけており、冷や汗がとまりません、、、
本当の所はどうなのでしょうか?
宜しくお願いします。
税理士の回答

石割由紀人
海外FXに関しての経費の取扱いについて、税務署の相談員の回答が極端に感じられるかもしれませんが、実際には経費として認められる可能性があるものもあります。ただし、経費が認められるかどうかは、その支出が収益を得るために必要不可欠であると合理的に説明できるかどうかが重要です。
以下、具体的な経費の取扱いについて説明します。
経費として認められる可能性があるもの
1. FX取引システムソフト代
- FX取引専用の分析ソフトや自動売買ソフトなど、FX取引に直接使用しているものであれば経費になる可能性があります。
- 注意点: プライベート利用との区分が曖昧な場合、全額経費にはならず按分が必要になる場合があります。
2. VPS(仮想専用サーバー)代
- 自動売買などで常時稼働させるためにVPSを利用している場合、これは業務遂行に必要な費用とみなされる可能性があります。
3. セミナー代
- FX取引に直接関連する知識やスキルを習得するためのセミナーであれば、経費に含まれる可能性があります。ただし、自己啓発的な内容の場合は難しいです。
4. 通信費やインターネット代
- FX取引専用の通信環境やインターネット回線がある場合、その費用の一部を経費として計上できます。
5. 交通費
- 取引に関連するセミナーや会議のために発生した交通費は、領収書や利用目的を明確にしておくことで経費にできます。
6. パソコンや周辺機器
- FX取引専用に購入したパソコンやディスプレイ、周辺機器は経費として計上できる可能性があります。ただし、他の用途にも使用している場合は按分が必要です。
経費として認められにくいもの
- 生活費や家庭用のインターネット代全額: 取引以外の用途が含まれる場合、全額は認められません。
- 自己啓発的な学費: FX取引に直接関係ない一般的な教育費は難しいです。
必要な準備
経費として認められるためには、以下の点を守ることが重要です。
1. 領収書・契約書の保存
- FXソフト代やセミナー代などの領収書は必ず保管し、何のために利用したかを明確に記録してください。
2. 合理的な説明
- 税務署に指摘された場合に、「FX取引で収益を得るために必要な支出である」と説明できるように準備しましょう。例えば、「自動売買のためにシステムソフトを購入し、それが収益を生むために必要不可欠である」といった具体的な説明が求められます。
3. 帳簿の作成
- 帳簿に取引内容や経費を明確に記録し、収益と支出を整理しておく必要があります。
税務署の強い口調について
税務署の相談員の対応は、たまたまFX取引に関する知識が豊富ではない方に当たった可能性があります。FXに限らず、副業や事業で発生する経費の考え方は共通しており、「収益を得るために必要な支出」であれば認められる可能性が高いです。
ありがとうございます😭
大変参考となりました。
ありがとうございます😭
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本投稿は、2024年12月12日 11時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。