海外から個人輸入
海外の個人からSNSを通じて個人で商品を輸入し、メルカリで販売しております。
その場合の仕訳について教えてください。
12/10 商品代金10000円と送料2500円を支払う
12/11 海外から発送される(送料は実際には2800円かかったが不足分はあちら持ち)
12/20 日本に到着、受け取り
なお、上記は関税、消費税がかかっておりませんが、関税、消費税が発生した場合の仕訳も教えていただけますと幸いです。
税理士の回答

石割由紀人
個人輸入商品の仕訳は以下のように処理します。
1. 商品代金と送料支払い
- 12/10: 借方「仕入」12,500円/貸方「現金・預金」12,500円
2. 実際の送料が異なる場合
- 追加費用なしの場合、追加の仕訳は不要です。
3. 商品到着時の仕訳
- 特になし(費用はすでに計上済み)。
4. 関税・消費税が発生した場合
- 借方「租税公課」○○円/貸方「現金・預金」○○円
詳細な仕訳例と注意点について、以下に説明します。
詳細な仕訳例
1. 12/10: 商品代金と送料を支払う
借方
- 仕入(商品代金): 10,000円
- 仕入(送料): 2,500円
貸方
- 現金・預金: 12,500円
2. 12/11: 実際の送料が異なる場合
- 実際の送料が2,800円で、差額分は海外側が負担しているため、追加の仕訳は不要です。
3. 12/20: 商品到着時の処理
- 商品の受け取り時点で特別な仕訳は必要ありません。既に費用(仕入)が計上済みであるためです。
4. 関税・消費税が発生した場合
商品受け取り時に税金を支払う場合:
借方
- 租税公課: ○○円(関税・消費税合計額)
貸方
- 現金・預金: ○○円
注意点
- 関税・消費税の仕訳: 関税と消費税を個別に記録したい場合、科目を分けることも可能です(例: 「関税」・「消費税」)。
- 送料の勘定科目: 販売費用に含める場合は「発送費」や「販売費」として分類することも検討できます。
- 為替差損益: 外貨で決済した場合、支払い時の為替レートに基づき「為替差損益」を計上する可能性があります。
適宜状況に応じた調整が必要です。
本投稿は、2025年01月05日 18時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。