旅費の実費と立替金の差額の確定申告について
旅費の実費と立替金の差額の確定申告について質問があります。
1. 令和6年12月に参加した学会の旅費の立替金(定額、実費よりも多い)が令和7年1月に所属研究機関から支給された。
2. 令和6年12月に参加費や宿泊費を前払いし、令和7年1月に学会に参加した後に立替金が所属研究機関から支給された。
上記の2つの事例について、立替金と旅費の差額を雑所得として計上したいのですが、今年度と来年度のどちらの確定申告で経費と収入を計上すればよいか分かりません。
税務署に二度問い合わせたのですが、「令和6年度の確定申告で計上するべき」という回答と「令和7年度の確定申告で計上するべき」という正反対の回答をされました。
分かりにくい説明で恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです。
税理士の回答

石割由紀人
立替金(収入)と旅費実費(経費)の計上時期は、それぞれの発生タイミングに応じます。
事例1(立替金の支給が令和7年1月)
立替金の支給時期(令和7年1月)が属する令和7年度の確定申告で「収入」として計上します。
旅費実費(参加費・宿泊費)は実際に支払った令和6年12月の年度に「経費」として計上します。
事例2(参加費・宿泊費の前払いが令和6年12月)
立替金の支給時期(令和7年1月)が属する令和7年度の確定申告で「収入」として計上します。
旅費実費は支払った令和6年12月の年度に「経費」として計上します。
結果として、収入と経費が異なる年度に計上される場合があります。収入と経費の紐付けが必要な場合、備考欄に詳細を記載してください。
ご回答ありがとうございました。
本投稿は、2025年01月07日 17時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。