「個人事業主4年目になります」「売上拡大のため200万円でコンテンツを購入」確定申告の経費項目は?
新たな事業(売上)を拡大すべく、200万円で新規ビジネスのコンテンツを購入しました。2024年12月に購入したのでまだ売上はたっていません。確定申告は2024年に計上します。質問は、
①新規ビジネスで購入したコンテンツの経費計上(Free)
②まだ売上がたっていないが大丈夫か?
③2024年は、売上ー経費が赤字になるが、確定申告する上での注意点は?
以上、宜しくお願い致します。
税理士の回答

三嶋政美
結論から言うと、経費計上は可能だが、処理方法と赤字の取り扱いに注意が必要 です。
① コンテンツ購入の経費計上(Freeでの処理)
200万円のコンテンツ購入費は、一括費用計上か資産計上か を判断する必要があります。一般的に、無形資産(ソフトウェアやコンテンツなど)に該当する場合は資産計上し、減価償却(5年償却が多い)が必要になるケースもあります。Freeでは、固定資産として登録するか、「開業費」として繰延資産処理 も選択肢です。
② まだ売上がなくても問題ないか?
新規ビジネスの立ち上げ期であり、売上が立っていなくても、発生主義に基づき費用計上可能 です。ただし、事業性が認められることが前提。単なる個人的な支出と見なされると、税務調査で否認されるリスクがあります。
③ 2024年の赤字申告の注意点
赤字(純損失)は翌年以降に繰越控除(青色申告なら3年間) できるため、税務上のメリットがあります。
青色申告を適用しているか確認(白色申告だと繰越不可)。
事業の継続性を示す資料 を用意(ビジネス計画や将来の売上見込み)。
要するに、計上方法を適切に判断し、税務的なリスク管理を忘れないこと が重要です。
本投稿は、2025年02月04日 09時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。