不動産収入の経費について
夫婦2人で法人をやっております。
現在持ち家の一部(30%)を会社に貸しています(賃貸借契約をかわし会社は事務所として使っています)家はもともと家族で住む家として建築し10年以上経っています。その後会社に貸すことになりました。
その家賃収入を個人で確定申告する際に、経費として家の減価償却費と電気代とインターネット代と固定資産税をそれぞれ30%を算入しようと考えております。
また、会社と個人で共用しているトイレが故障したので修繕し20万かかりましたが、そちらも30%経費計上したいと思います。
家事按分は個々の状況などでかわると思いますが、上記内容で明らかな間違い、または注意点を教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。
税理士の回答

三嶋政美
結論から申し上げますと、その按分方法で大きな問題はありませんが、いくつか注意点があります。
減価償却費
持ち家は10年以上経過とのことなので、「建物の法定耐用年数の1.5倍から経過年数を引いた年数」で再計算が必要です。例えば、木造なら22年の1.5倍で33年。その残存年数で再計算し、30%を経費に。
電気代・インターネット代
按分率30%は合理的ですが、使用実態に即しているか確認。電気代は使用時間や場所で見直されることも。
固定資産税
問題なし。30%按分でOKです。
トイレの修繕費20万
30%按分で経費OKですが、20万円超なら資本的支出になる可能性も。
この場合、「30万円未満の少額修繕」として処理すればOK。
按分の根拠が合理的なら、これで税務署も問題ないでしょう。
お忙しい中返答頂きありがとうございました。
とっても丁寧でわかりやすく書いてくださり、大変助かりました。
本投稿は、2025年03月03日 18時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。