2023年度の売掛金に消費税(免税事業者です)を含めるのを忘れてしまった場合の修正方法
個人事業主(免税事業者)です。
2023年度の売掛金に消費税(免税事業者です)を含めるのを忘れていました。
顧客によって、請求額が消費税込みの場合と消費税を別途記載する場合とがあり、
2023年度に売掛金を会計ソフトに登録する際、消費税込みとして入力してしまいました。(確定申告済み)
今回、請求書をもとに2024年度の回収金額を確認したところ、消費税が別途設定されていることに気づきました。
このような場合、2023年度の売掛金の修正をどのようにしたら良いでしょうか。
ちなみに、この顧客は、源泉徴収税を税抜き価格に基づき算出しているため、源泉徴収税への影響はありません。
宜しくお願いいたします。
税理士の回答

増井誠剛
結論から申し上げますと、2024年度で修正仕訳を入れるのが現実的です。
まず、2023年度の確定申告は済んでいるので、更正や修正申告は避けたいですよね。そこで、2024年度の仕訳で調整します。具体的には、以下のようにします。
売掛金の消費税分の修正
借方「売掛金」×××円 / 貸方「売上」×××円(消費税分)
消費税分の回収時
借方「現金・預金」×××円 / 貸方「売掛金」×××円
これで、2024年度の売上に計上され、帳簿もスッキリです。
源泉徴収税には影響がないので、その点も問題ございません。
分かりやすい修正方法を教えていただき誠にありがとうございます。2023年度への影響を心配していたので大変安心いたしました。お忙しい中ご教示くださり本当にありがとうございました。
本投稿は、2025年03月03日 19時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。