期末商品棚卸高について
青色申告でフリーランスをしております。
昨年絵の販売をしていて、絵の具など画材を仕入で仕訳しており
今年販売した絵は1万円なのですが
絵なのでどうしても失敗したり練習したりで売り物にならない分があり、破棄したりして今年の手元に残る材料が減ってきました。
例えば今年の初め在庫が10万円だった場合、
年末の時点で在庫9万5千円の量の時はどのようになるのでしょうか。
仕訳にも不慣れなのでどなたか教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
結論だけ先にお伝えすると、
期末に「手元に残っている材料の金額」を棚卸高として計上します。
昨年10万円 → 今年9万5千円残っているなら、差額5千円は今年の経費になります。
破棄分・練習で使った分は、自然と「減った部分=経費」になる仕組みです。
① 期末棚卸しは“手元に残っている実物の金額”で決める
例:
期首(年初)の在庫:10万円
年末に数えたら:9万5千円分残っていた
この場合、売れた・練習で使った・破棄した分が 5,000円減った ということになります。
これはそのまま 今年の経費(仕入消費分) になります。
② 仕訳はこの2つだけ
・期首棚卸
仕入 100,000/期首商品棚卸高 100,000
・期末棚卸
期末商品棚卸高 95,000/仕入 95,000
これにより、
「期首10万円 − 期末9.5万円 = 0.5万円(=5千円)」
これが今年の材料費として経費になるという流れです。
③ 売れない絵・失敗作品・練習用で減った分の扱い
売れなかった
練習で使った
失敗して破棄した
こういった「事業のために使った材料」はすべて 経費扱い になります。
特別な科目や追加仕訳は不要です。
原価計算は、次のように計算されます。
期首残高+期中仕入れ-期末残高
仮に期中仕入れが無いとすれば、あなたの場合、100,000-95,000円で5,000円の経費計上という事になってきます。
本投稿は、2025年11月26日 10時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







