確定申告での追加納税額が合っているか心配です。医師です。
医師で常勤先に加え、非常勤先がいくつかあります。
先日行った確定申告で追加納税額が前年と比較し、非常に高くなりました。
前年は10万円ほど還付、今年は68万円追加納税でした。
下記内容からこれが正しいか教えていただけますか。
・2025/01~03 前勤務先
支払金額 4085844円、源泉徴収税額 513030円、社会保険料 333327円
・前職場退職金
支払金額 296298円、源泉徴収税額 0円、退職所得控除額 80万円
・現勤務先 年末調整済
支払金額 9453742円、調整控除後 7503742円
所得控除の額の合計額 1510186円
源泉徴収税額 787200円、社会保険料 930186円
基礎控除の額 580000円
・勤務先A
支払金額 227600円、源泉徴収税額 8200円
・勤務先B
支払金額 430000円、源泉徴収税額 51200円
・勤務先C
支払金額 143750円、源泉徴収税額 7800円
・勤務先D
支払金額 570000円、源泉徴収税額 17995円
・生命保険料控除
一般生命保険料 4859円、介護医療保険料 5876円
個人年金保険料 18528円
以上です。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
ご提示いただいたデータに基づき、令和7年分の試算した結果、68万円の追加納税は十分にあり得る金額です。
特に、前年(10万円還付)と比較して追加納税額が非常に高い理由は、主に「前勤務先(約400万円)の退職」に伴う所得の精算漏れと、非常勤先での源泉徴収率が低かったこと、そして年収総額増に伴う税率の引き上げが原因と考えられます。
以下に計算の根拠と要因を解説します。
1. 課税所得の合計(概算)
所得税は1年間の全所得を合計して計算します。
給与収入合計: 4,085,844(前職) + 9,453,742(現職) + 227,600(A) + 430,000(B) + 143,750(C) + 570,000(D) = 14,910,936円
給与所得控除後: 約1,300万円強(高額所得のため給与所得控除は頭打ち)
所得控除・基礎控除: 社会保険料(約126万円)+生命保険料(約3万円)+基礎控除(58万円 ※改正後) = 約187万円以上
課税所得: 約1,100〜1,200万円前後のレンジ(所得税率33%の範囲)
2. なぜ前年より大幅な追加納税になったか(原因分析)
① 退職後の非常勤分が年末調整されていない(最大要因)
前勤務先(1-3月)の400万円に対し、源泉徴収税額が51万円(約12.5%)です。年収が1500万円近いケースでは、所得税率は33%(住民税と合わせると約40%以上)に達します。
前職での源泉徴収は、その3ヶ月分だけで計算されていたため、残りの9ヶ月分と他の勤務先が合算され、正しい所得税率(33%)が適用された結果、大幅に不足(追徴)が発生します。
② 源泉徴収票の「退職所得」
退職金(296,298円)は源泉徴収0円とのことですが、これは退職所得控除(80万円)以下であるため、所得税は発生していません。これは正しい処理です。
③ 各非常勤先(A〜D)の源泉徴収率
非常勤先は「乙欄(源泉徴収税額表の乙欄)」で源泉徴収されており、通常10.21%程度、または定額で引かれますが、これは実際の税率(33%)より大幅に低いため、確定申告で合算すると差額を納める必要があります。
3. 計算の目安(概算)
全体の所得税額(目安): 年収約1,500万円で、各種控除を引いた後の税額は、おおよそ200万円〜250万円台になる可能性があります。
源泉徴収税額合計: 513,030(前)+ 787,200(現)+ 8,200+51,200+7,800+17,995 = 1,385,425円
計算上、納めるべき所得税(200万以上)に対し、既に引かれている税金(約138万円)が不足しているため、約60〜80万円の追加納税となるケースは高所得者において発生しやすいです。
以上概算での回答です。
非常にわかりやすくかつ丁寧なご回答ありがとうございます。
2025/04〜の現在の常勤先での源泉徴収税額は妥当でしょうか。
振込額に比べて少ないように思われるのですが。
年末調整後の給与のことですよね。金額からすれば、きちんと計算されていますよ。所得税は累進税率なので、主たる給与以外の給与があると、今回のようなことになってしまいます。
承知いたしました。
ご回答ありがとうございます。
参考になれば幸いです。よろしくお願いいたします。
本投稿は、2026年03月16日 18時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







