自作アプリケーション販売に伴う確定申告について
会議費についても計上可能ではという記事を見かけたため、再度確認させてください。
経費として計上可能かどうかはわかりませんが、アプリケーション開発にかかった費用は以下の通りです。
▪️収入の部
アプリケーション販売:約25万円
▪️支出の部
PC:約13万円
マウス:約1万5千円
ネット回線利用料:月々5,000円程度(1月〜現在まで)
会議費(接待込み):3万5千円程度×3回
上記の場合の雑所得金額については、ご教授願います。
また、その他光熱費(電気代)など家計費と共用している部分についても、どの程度まで計上することが可能なのかもお教えください。
税理士の回答

森田有為
こんにちは。
雑所得の計算で経費にできるのは、その収入を得るためにかかった経費です。光熱費(電気代)などもアプリケーション開発にかかった割合を経費にできます。どの程度まで可能かという考え方より、どの程度をアプリケーション開発のために要したかという考え方になります。
ご相談者様の例示による場合、雑所得の計算における経費は次のようになります。
PCはPC本体とマウスを合計して一つの資産と捉えます。そのため、約13万円+約1万5千円=約14万5千円となります。
そして、この約14万5千円を通常の減価償却(新品か中古で計算は異なる)か一括償却(3分割で計算)で経費にする金額を計算します。年の中途で購入された場合は償却費の年額を月数按分します。
従いまして、経費合計は、(PCに係る償却費)+(ネット回線利用料(100%アプリケーション開発のために要したと仮定)5千円×12)+(会議費(接待込み)3万5千円×3)+(光熱費(電気代)などでアプリケーション開発にかかった割合×使用月数)となります。
収入金額から経費合計を差し引いてマイナスになれば0円、プラスになればそのプラス金額が雑所得の利益です。
お役に立つことができれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ご回答ありがとうございます。
何点か補足させてください。
PCにつきましては2019年1月に新品のものを購入しました。
光熱費についてですが、月々1/3程度の利用と思われます。
仮に1ヶ月の光熱費(電気代)を6,000円とした場合、下記の計算で合っていますでしょうか?
▪️減価償却の場合(4年)
①支出の部
(145,000円÷4)+(5,000×12)+(35,000×3)+(6,000÷3×12)=225,250円
②収入の部
5,000円×50人=250,000円
③利益(②-①)
250,000円 - 225,250=24,750円
よって確定申告は不要
▪️一括償却の場合(3分割)
①支出の部
(145,000円÷3)+(5,000×12)+(35,000×3)+(6,000÷3×12)=237,333円
②収入の部
5,000円×50人=250,000円
③利益(②-①)
250,000円 - 237,333=12,667円
よって確定申告は不要

森田有為
こんばんは。
ご返信いただきましてありがとうございます。
計算結果は共にご認識の通りです。
雑所得は黒字になっていますが、他に所得がなければ基礎控除以下であるため申告不要で差し支えないと考えます。
お役に立つことができれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
本投稿は、2019年10月27日 20時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。