妻が事業を始める際の確定申告について
私は現在個人事業主(Web製作)として事業を行っております。
毎年売上は600〜700万円くらいで所得はだいたい3〜5割くらいになっています。
今年妻がカフェを始める計画があり、売上規模はまだわかりませんがおそらくそれほど大きな規模にならないと思うので安定期で200〜300万円あればいいのかなという感じです。
このような想定の場合、カフェはカフェ事業として妻自身が個人事業主として青色または白色申告するべきか、もしくは私の事業の中に組み込んですべて私の事業として申告した方がよいのか思案中なのでご助言いただけると幸いです。
税理士の回答

島田弘大
どちらが有利かどうかは状況により異なることもありますが、下記一般的な考え方をご紹介させて頂きます。少しでも参考にして頂ければ幸いです。
もし2つの事業を質問者様が経営することになる場合、その2つの所得は相殺された上で所得税が計算されます。
カフェの事業で損失が生じれば、現在行っているWeb制作の事業所得と相殺できるため節税効果があると考えられます。逆に、両方で事業所得が生じれば、一般的には所得を分ける、つまりカフェ事業の事業主は奥様がなられた方が一般的には所得税が安くなるケースが多くなります。
ただし、大前提として自由に誰が個人事業主になるべきか選べるわけではありません。『その事業の経営方針の決定につき支配的影響力を有すると認められる者が当該事業の事業主に該当する』とされています。
下記、国税庁のウェブサイト(12-2, 12-5)も合わせてご参照頂ければと存じます。
https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/shotoku/03/01.htm
以上、少しでも参考にして頂ければ幸いです。
ありがとうございました。
大変参考になりました。
国税庁のウェブサイト(12-2, 12-5)についてもよく内容を理解して検討をすすめさせていただきます。

島田弘大
ご返信頂きましてありがとうございました。
参考にして頂ければ幸いです。
本投稿は、2016年06月28日 10時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。