確定申告要不用の判断について
夫の扶養でアルバイトで働きながら、副業でハンドメイドの小物をネット販売しています。
2019年給与収入が84万でしたが、バイト先では毎年年末調整していないので、源泉徴収票には「年調未済」と書かれています。市県民税は普通徴収です。
源泉徴収額は900円でした。
今年はハンドメイドの副業で売上が90万程で経費など引くと所得は13万でした。
給与収入84万→給与所得19万+雑所得15万=総所得34万
給与収入の他に副業で得た所得20万以内は確定申告不要との事ですが、居住地の市の市民税は総所得31万5千円から引かれるようなので、市民税の計算サイトで生命保険で支払った金額3万程を入力すると生命保険の控除額は2万円程になり、市民税は均等割り5500円になりました。
そこで質問ですが、源泉徴収票が年調未済で、私のような場合は確定申告は必要でしょうか?
市民税の申告は必要なので市民税のみ市役所で申告すればよいのでしょうか?
源泉徴収された900円が欲しい場合は確定申告すれば戻ってくるが、900円の還付を希望しない場合は確定申告せず市民税の申告のみで大丈夫でしょうか?
それともう一点、まだざっくりと所得など計算しただけなので、改めて再計算してみて、市民税も0になる場合は申告不要なのでしょうか?
税理士の回答

1.20万円ルールは、給与所得者で年末調整をすることが条件になります。年末調整をしていれば、副業の所得が20万円以下であれば、確定申告は不要になります。
2.相談者様の場合は、合計所得金額での判定になります。合計所得金額が38万円以下(令和1年の場合)であれば、確定申告は不要になります。所得税の還付を希望すれば、確定申告をすることになりますが、その場合は雑所得についても申告が必要になります。
3.住民税については、所得金額が35万円以下であれば、非課税になりますので申告の義務はないと思います。
お返事ありがとうございます。
とても分かりやすいご説明で助かりました。
ひとつ気がかりなのですが、アルバイト先の方で年末調整していないのは特に問題ないのでしょうか?
いつも年末調整の用紙はもらわないので、自分で申告しないといけないのかと思っていましたが、私の場合申告対象は所得税38万、住民税35万以上以上になれば申告すれば良いとの事ですので、年末調整の有無は特に問題ないのでしょうか?

1.相談者様がアルバイト先に、扶養控除等申告を提出し、年末に年末調整の書類を提出すれば、アルバイト先は年末調整をすることになります。
2.これらの申告書の提出がなければ、年末調整はされません。特に問題はないですが、年収が103万円を超えれば確定申告が必要になります。
3.なお、扶養控除等申告書は提出された方が良いと思います。この申告書の提出がないと所得税は乙蘭(高い所得税)で控除されます。
ご回答ありがとうございます。
度々申し訳ありません。
また一点気になりましたが、年末調整していないので、所得税が乙欄で計算されるとのことですが、今回源泉徴収税額900円くらいでしたので甲欄で計算されているようですが、こちらは会社の方の計算ミスになるのでしょうか?
この税額は訂正などしなくても大丈夫なのでしょうか?

乙蘭の場合は、月額88,000円未満は3.063%の所得税を控除することになっています。もし、扶養控除等申告書の提出がないのに甲蘭で所得税を控除していれば、アルバイト先に税務調査が入れば指摘さるれことになります。
回答ありがとうございます。
月額88000円未満でも所得税がかかるというのは初めて知りました。
知らなかったことばかりで正直びっくりしていますが、バイト先には甲欄、乙欄の件や扶養控除等申告書について聞いてみたいと思います。
詳しくご回答頂いてありがとうございました。
本投稿は、2020年02月18日 09時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。