個人事業主申請をしていない状態での確定申告で返ってくるお金について
現在前職の会社を辞めてから1年半ほどになるのですが、
その間特に会社設立や個人事業主申請を行っていないものの、個人で仕事はしており、2016年の収入としては年150万ほど(経費を引いた額)ある状態です。
この場合(個人事業主でもなく会社員でもない状態で)確定申告を行うことによって何か返ってくる可能性のある税金はあるのでしょうか?
現状国民健康保険月30000円や住民税月15000円、年金は一部免除ですが月16000円くらい請求されています。(その他民間の保険にも2つ程加入しております)。確定申告でここら辺の費用が少しでも返ってくる可能性があるのか、その他で返ってくる可能性があるものがあるのかお聞きしたいです。
また、上記に付随して、
国民健康保険月30000円や住民税月15000円を低減させる方法は無いでしょうか?
(何か役所に申請するなど)
上記全てを解決出来なくても、一部でもいいのでご回答頂ければと思います。
(上記の情報だけでは分からない、であればその旨教えて頂けると嬉しいです)
何卒宜しくお願い致します。
税理士の回答

谷澤映吉
ご記載の条件で回答させていただきます。
まず、個人でしているお仕事についてですが、「所得税の源泉徴収」されているかどうかです。もし源泉徴収されていなければ、税金が戻ることはなく、むしろ納付することになります。経費を引いた残りが150万円であれば、その金額が「所得金額」となり、所得控除(社会保険料、生命保険料控除額、扶養控除等)の合計額がそれより少なければ税金を納付するようになります。この場合、確定申告は義務となります。
また、国民健康保険料や住民税は前年の所得に基づいて決定されます(現在払っているのは平成27年分の所得により算出)。従って、今回の申告により次年度分は決定されることになります。
以上、ご参考まで。
分かりやすくご回答頂きありがとうございます!
ちなみに、もし宜しければもう1点だけ教えて頂きたいのですが、
例えば個人事業の売り上げが300万円で、そのうち一部を給与として妻に支払う場合で、
妻の収入合計が98万円以下(住民税控除 + 給与所得控除)の場合は妻は所得税・住民税ともにかからない、という認識で大丈夫でしょうか?その場合妻も確定申告自体は必要になるのでしょうか。
また、その場合、夫である私の方は配偶者控除(もしくは扶養控除?)は受けられるのでしょうか。
立て続けに申し訳ございません。
色々調べたのですが確証が持てず、質問させて頂きました。
お手数おかけ致しますが、
何卒宜しくお願い致します。

谷澤映吉
引き続き回答させていただきます。
まず、奥様に給与を払うという点についてですが、原則としては認められません。青色申告で、事業専従者給与の届出を事前にしていることが条件となります。ただし、白色申告でも「事業専従者控除」というものがあり、配偶者の場合最高で86万円控除(年間)することは可能です。ただし、その場合は「配偶者控除」は受けられません。選択適用になります。
以上、よろしくお願いします。
本投稿は、2017年02月28日 15時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。