仕事を掛け持ちでしている場合の確定申告について
あけましておめでとうございます。
ご相談がございます。
現在、本業の塾(9月まで正社員、10月〜フルタイマーでアルバイト)と掛け持ちでオンライン家庭教師(業務委託)をしております。
そこでご質問がございます。
①確定申告の際には本業と副業の両方を申告するのですか?ちなみに、塾の方で年末調整はしました。
②塾の方での勤務ではマイカー通勤しております。車検の費用は経費としてもいいのでしょうか?
③家事按分についてお伺いします。メゾネットのアパートを契約しており、1階を職場(リビングスペース+キッチン)、2階をプライベート(お風呂+寝室)で使っています。家事按分は40%で問題ないでしょうか?50%は多すぎますよね?
④普段、2つの銀行口座から引き落としプラス1つのクレジットカードを使用しております。freeeを使用すると、銀行口座は連携できたもののクレジットカードが連携出来ませんでした。そのため手入力です。クレジットカードの使用明細はカード会社が自動で作成してくれるPDFで確認出来ますが、経費になりそうなものだけでなく、プライベートに使用した分も全て手入力しないといけないのですか?
長くなりましたが、今年からはプライベートと仕事で使うカードを分けようと思うので、申し訳ございませんが、ご教示お願いいたします。
税理士の回答

回答します
① 確定申告の際には、全ての所得を申告(記載)することになります。
年末調整済みの給与所得も「源泉徴収票」を基に記載いたします。
② マイカーにかかる費用(車検も含め)に関しては、必要経費に計上できません。
塾の収入は「給与」収入になりますで、必要経費は「給与所得控除」として法定で必要経費が計算されていますので、個別に掛かった費用は計上できません。
③ 1階が職場とはいえ、家のリビングやキッチンなどもありますので、50%は多すぎると思います。
仕事で使用している部分が40%であれば、家事按分40%となります。申し訳ございませんが「問題ない」とは一言では言えません。
仕事専用に使用している部分、家事専用で使用している部分、共通部分で区分して、それぞれの平米数で勘案するなど合理的に計算するようにお願いいたします。
④ クレジットカードの引き落としが事業用の口座からでない場合は、プライベートの分は計上しなくとも大丈夫です。
クレジットカードの引き落としが、事業用の口座から引落とされている場合は全て計上する必要はあります。
ただし、一つの方法として、引き落としの全額を、一旦「事業主貸」にしたうえで、事業の経費部分のみ相手勘定を「事業主借」にして計上するなどの方法もあります。
【例】
クレジットカードの引き落とし100
事業部分の経費60 の場合
事業主貸 100 / 普通預金 100 (口座連携での処理可)
○○費 60 / 事業主借 60 (領収書や振替え伝票などで入力)
参考にしてください。
米森まつ美先生へ
ご丁寧にご指導頂きありがとうございます。
①承知致しました。忘れずに源泉徴収票のお金も記載するように致します。
②車関係のお金を含めないのですね。車検のような高額な費用ともなると、辛いですが、含めないことにします。
③承知致しました。しっかり測り、家事按分を出すように致します。
④ここが1番難しいですね。
1年間、全くプライベートと事業用の口座を分けていなかったので、300件近くの履歴を細かく確認して仕分けをするのかと思うと、ゾッとしますが、全てデータは残っているのでなんとかなるかと思います。地道に頑張ります。
ありがとうございました。

少しでもお役に立てましたら幸甚です。
「④」に関しては大変でしょうが、頑張ってください。
本投稿は、2022年01月02日 16時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。