探偵費用
不貞の探偵費用は贈与税の対象ですか?
税理士の回答

小川真文
探偵等に支払った不貞調査の費用は、損害賠償として慰謝料に含めてパートナーや浮気相手に請求することが可能です。損害賠償とは、相手の不法行為によって損害を受けたときに、その損害について補償をするために請求できるお金です。つまり不法行為にあたる「不貞」と、損害にあたる「探偵費用の支払い」に因果関係があれば、損害賠償として認められるといえます。
不貞行為に対する慰謝料は、被害者が受けた精神的損害に対する填補として支払われるものです。そのため、慰謝料の受け取りには、原則として、税金はかかりません。例外的に、慰謝料の受け取りに贈与税などの税金がかかってしまう場合があります。例えば、慰謝料額が社会的に相当な範囲を超えて高額な場合などです。
探偵費用の最終的な負担者が、不貞の当事者のいずれかであっても贈与税の課税対象とはならないものと考えます。
お返事ありがとうございました。
本投稿は、2023年09月05日 23時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。