クラウドファンディングについて
100万円の寄付型クラウドファンディングを団体で行い、全て団体で受け取る場合には代表者の年間贈与が110万円を超えていない場合には非課税としてなりますか?
また、資金を団体メンバーへ分配した場合には各メンバーが年間贈与が110万円を超えていなければ非課税になりますでしょうか?
税理士の回答
良波嘉男
① 団体がクラウドファンディングで100万円受け取る場合
結論として贈与税は代表者にはかかりません。寄付型クラファンで支援者が寄付する相手は「団体そのもの」 です。(代表者個人へ贈与されているわけではありません)
したがって、代表者の年間110万円枠、メンバーの年間110万円枠とは無関係です。
→ 団体が受け取る寄付金なので、団体側の収入(非課税)として処理。
② 団体がそのお金をメンバーに配布した場合
ここは別扱いになります。
結論としてメンバーへの分配は“団体 → メンバー”の贈与となり、
各メンバーが年間110万円までは非課税、110万円超なら贈与税対象となります。理由はお金を受け取る主体が「団体 → 個人」になるため、
ここで初めて“贈与税の枠(110万円)”が関係します。
③注意点
寄付型クラファンの寄付金をそのままメンバーへ配る行為は、注意が必要です。なぜなら支援者から団体へ寄付というのは実質的には「特定個人」を支援しているという形に見えると、“寄付の名を借りた個人への贈与” と判断される可能性があります。
特にメンバーの人数、配分基準、活動内容、寄付者の意図によっては、贈与税・雑所得の認定される可能性があります。
良波様
ご回答ありがとうございます。
そして注意点までありがとうございます。
税金に対して不明な部分が多く色々と教えていただき助かります。
本投稿は、2025年11月23日 22時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







