親のためにマンションを新規購入し、家賃として受け取る場合等について
【相談者】30代男性、職業:公務員、年収:500万弱
実母:実母名義の自宅を所有。また、相談者の祖父母からの相続により、貯蓄あり。
【現状】
・実母が自分名義の自宅を所有しているが、それを手放して中古マンションや賃貸に移りたいと考えています。
・その際、実母名義で新たに購入又は賃貸するのではなく、相談者名義で購入した中古マンションに契約書を交わした上で、家賃(市場に相応する額)を払って住みたいと考えています。
・この場合、相談者は家賃収入として所得が増えることになり、雑所得として申告が必要になると考えております。
【相談内容】
・例えば、実母名義で購入した不動産について、それを相談者の名義に変更した場合は、贈与として課税の対象になると思いますが、相談者名義で購入した不動産について、それを「家賃」として受け取ることは、贈与には当たらないでしょうか?
・賃貸借用の不動産(マンションの部屋を想定)については、1~2カ所を考えており、「年収500万円未満」「マンションは5棟10室未満」であれば「公務員の副業には当たらない」とネット上では書かれておりますが、その真偽について教えていただけれいます。
どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答

お母様名義で取得されれば、相続時、評価も下がりますし実態に即したものかと思います。
家賃については第三者間と同様の条件であれば、特に問題はありませんが、親族内ですので通常、無償となりますね。それを有償とするため、第三者への賃料水準等、税務署への説明資料等の準備をされておくのが宜しいのかと存じます。
この分について、所得税、住民税等の負担も生じますので、お母様名義での取得が自然かとは思います。
公務員で副業にあたらない範囲については、勤務先でご確認されてはいかがでしょうか?法人によって定義が異なりますので。

・お母様が、扶養親族でなく、別生計であれば、家賃を受取ることは可能です。不動産所得として申告が必要です。
・問題ないと思いますが、副業禁止の規定を確認してください。
本投稿は、2018年06月20日 14時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。