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親孝行ローンの返済 贈与税

お世話になります
地震で被災した親名義の貸家のリフォームのため、子供が親孝行ローンを組みました。親が高齢でローンが組めないためです。家賃は親の収入として毎年申告しています。

この度、まとまったお金が入り、親から今までのローンの分も含めて一括返済すると申し出がありました、7年間のローンで400万円程です。残金は150万円程残っています。
現金で受け取る、もしくは子の口座に振込みの予定です。
この場合は、贈与税は必要でしょうか?

よろしくお願い致します

税理士の回答

こんにちは。
親子ローンの返済講座は相談者様の口座から100%返済されておりますでしょうか?
また、親子ローンを組む時に、貸家の持ち分について相談者様に一部を移転していませんでしょうか?
親は、貸家の収入を不動産所得として申告しておりますでしょうか?その際に、借入金の利息相当額を経費にしておりますでしょうか?
上記の質問の答えが全て「はい」となれば、贈与税の対象にはならないと思われます。

新木様 早速のご回答感謝致します。借入金の利息相当額を経費にしておりません。その他は全て「はい」です。
この場合、手続きが必要でしょうか?それとも贈与税の対象となりますでしょうか?
ありがとうございます

こんにちは。
今回の事例で絶対に回避したいのは、贈与だと思われます。
従いまして、今回の融資については、相談者様の親が高齢でローンが組めないことを原因としておりますので、転貸融資の立場をとるべきであると思います。
ご承知のことと思いますが、転貸融資とは、本来の債務者が何らかの理由から融資を受けられず、第三者が融資受けてその融資額を本来の債務者が引き受けるというようなものです。
今回の事例では、高齢を理由に融資を受けられないので、仕方なくその子供が融資を申込みしたということになります。
本来であれば、毎月金銭の移動をしていくべきでしょうが、事情によりそれが出来ない。でも親にまとまったお金が入ったことで、今までの分を返済できるお金が出来たから返済してもらった、と考えればよいと思います。
もしも可能でしたら、相談者様と親との間で、転貸融資に関する覚書を作成しておけば尚更良いでしょう。
この覚書ですが、簡単なもので結構です。
相談者様の氏名と住所、親の氏名と住所を記載します。
表題は、「転貸融資に関する覚書」で良いと思います。
内容は、転貸融資に至った状況をまず書きます。
その次に転貸融資額を正確に記載します。
そして、返済の方法ですが、状況を鑑みて融資を受けた日から7年(この7年は融資期間に合わせると良いと思います。)以内に返済をする、というような記載で良いかと思われます。
大事なのは覚書の日付ですが、この日付は、融資を受けた日で良いでしょう。そもそも融資を受ける時に、親との間でこの様な話は出来ていたと思われますので、その時の日付で良いと思われます。
ここまでしておけば、問題にはならないと思います。
ご検討よろしくお願いします。

新木様
大変わかりやすいご回答を頂きありがとうございます。覚書を作成いたします。助かりました、感謝いたします。ありがとうございます。

こんにちは。
覚書は、本当に簡単で結構です。
双方の意思がしっかりと伝わってくるものであれば、それでOKです。
要は、双方に贈与の意思がないかとが解れば良いのです。
頑張って作成してみて下さい。

本投稿は、2021年07月20日 11時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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