高級腕時計の贈与税申告時の評価額に関して
この度、高級腕時計(購入時価格約240万円)(2016年購入)を母より贈与頂きました。
贈与申告が必要なことは理解しておりますが、どのように評価額を算出したら良いかご教授頂けますと幸いです
なお、以下項番1の計算方法が妥当であれば嬉しいですが、以下の3つの方法の内のどれかではないかと考えております。
1. 購入時価格から減価償却(5年分)を、200%定率法・耐用年数10年で計算した金額
⇒評価額 約57万円
2. 中古買取価格を流用
※複数業者様に査定頂いたところ、約220万円~約230万円とのことでした。
3. 中古販売価格を流用
恐れ入りますが、何卒宜しくお願い致します。
税理士の回答
原則的な評価方法は、売買実例価額又は精通者意見価額です。
従って、複数業者様に査定頂いた約220万円~約230万円が妥当な価額ということです。なお、売買事例価額等が明らかでない場合は、取得価額から償却費を控除する計算で算定されます。
お忙しいところ、早急にご返信頂き、誠にありがとうございます。
ご教授頂いた内容に関して、追加でご質問させて頂きたく、可能な範囲でご教授頂けますと幸いです。
1. 原則的な評価方法は、売買実例価額又は精通者意見価額に関して
これは、私から見ると業者に売る金額で良いのでしょうか。それとも市場に流通する価格(=業者の販売価格)でないといけないのでしょうか。
2. 売買事例価額等が明らかでない場合に関して
売買事例価額等が明らかでない場合、取得価額から償却費を控除する計算で算定とあり、
その後複数の業者から査定結果が来まして、100万円近くのばらつきがあるのですが、
この場合は、「売買事例価額等が明らかでない」に該当したりするのでしょうか。
どのようなケースが「売買事例価額等が明らかでない」に該当するか、ご教授頂けますと幸いです。
ご多忙中、度々申し訳ございませんが、可能な範囲でご教授頂けないでしょうか。
何卒宜しくお願い致します。
1売買実例価額ですから同一商品の売買実例に基づき算定された価額で、あなたが業者に販売する価額となります。
2売買事実例価額が明らかでない場合とは、売買実例が見当たらないケースでありあなたの場合見積価額が算定されていますので当てはまらないと考えます。税務の考え方は商品の「時価」がいくらであるかということですので、見積もり価額の中で最も合理的で取引流通価額として適正な価額を採用すべきと考えます。
飯塚様
お忙しいところ、ご教授頂き、誠にありがとうございます。
よく理解でき、大変勉強になりました。
また、ご相談させて頂くことがあるかと思いますが、その際は、何卒よろしくお願い致します。
本投稿は、2021年09月20日 10時40分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。