遺産分割を捺印まで知らされない可能性の相続について
多くの不動産持ちで入院中の義母が重篤中、相続人は義兄と主人の2人です。
会計事務所に勤める義兄(資格は無し)は相続の準備を進めているようですが、不仲なのもあってかこちらには何の相談もありません。当方まったくの素人のため、手続きをしてもらえることには感謝しつつも、遺産分割協議まで何も知らされない可能性も大きく、何から手をつけてよいのかもわかりません。義兄の好き勝手にされないためにも、税理士、弁護士の方に相談することを含め今の時点で準備できることをご助言等いただけますと幸いです。
税理士の回答
相続税の申告の進め方として、まずは相続財産の総額がいくらであるかということを確定し、その次にどのように遺産分割するかによって小規模宅地等の減額の特例が適用できるかなどを説明するという流れになります。
なお、税理士は通常、小規模宅地等の特例を適用することにより、相続をする者によっては、相続税の総額が変わることを説明するが、分け方については相続人で決めてほしいとするスタンスであると思います。
今回、懸念される事項としては、義母が死亡後、相続税の申告期限間際になって、早くしないと相続税の申告期限に間に合わないから遺産分割協議書に実印を押印してと迫られることです。
まず、遺産分割で揉める前の段階だと思いますので、義兄とは別の税理士に相談することをお勧めします。
まさにご指摘の通りの心配をしているところでした、内容をくみとってくださりありがとうございます。すでに半分以上の分を主張しているらしく、こちらが理解もできないまま捺印をしつこく迫られるのは考えただけで恐怖しかありません。今の状態でも税理士さんに相談が可能であるのでしたら、早急に主人と相談して探してみたいと思います。ご丁寧な回答ありがとうございました。
私の場合は国税の現役時代も含め、遺産分割がととのわない事例など数多く扱ってきたので、ご質問等があればお気軽に連絡ください。
本投稿は、2021年04月09日 10時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。