親族間の収益用不動産売買と相続時のメリットデメリットについて
都内に夫婦で賃貸併用住宅を所有していますが、今回売却となり、収益物件購入を検討しています。
大阪の郊外に夫の親所有の収益物件がありますが、そこを購入しては?との話も出ています。
その場合の価格設定についてや、購入する事による相続時のメリットデメリットなどありましたら、ご教示のほどお願い致します。
なお、夫の親は農家で、2世帯住宅の自宅と収益物件以外に、農地(小作)を所有しています。
夫は3人兄弟です。
どうぞよろしくお願い致します。
税理士の回答
相続対策を前提として考える場合には具体的な物件の所在や現在の帳簿価額等のデータがないと一概には回答できないのですが、一般論として回答します。まずは親御さんの収益物件を買い取る理由はあるのでしょうか。売買時の価額は時価で行います。その不動産は先祖から引き継がれた土地に建てた収益物件であれば、その際に親御さんには譲渡益が生じる可能性が考えられます。また、一般的には相続税評価と時価とを比較すると時価の方が高いので相続対策としては逆行する可能性もあります。対応策としては、まずは親御様の相続税の簡易的な試算をしてどれだけかかるのか(簡単な試算であれば一般的には専門家は無料で行っています)を確認し、今回のご自身の売却後の資金運用を考えられることをお勧めします。
早速のご回答ありがとうございます。
確かに相続対策となれば良いかなとも思っていましたが、逆行の可能性もある事、承知致しました。
これを機会に相続税試算と自分達の資金運用と、数字を確認しながら検討を始めたいと思います。
本投稿は、2020年04月28日 18時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。