贈与における調査について
血族ではない親戚のおじさんが所有していた住居用マンションを売却し、そのお金を親戚で分け合うことになりました。私たち家族は3人で合計300万円(各々の口座に100万円ずつ振り込まれました)、その他の親戚は受け取る額がバラバラで、300万円の人もいれば、500万円の人もいるようです。またお金は親戚のおじさんが一旦私の父の口座に全額振り込み、私の父が実際にお金を受け取る人にそれぞれ分配して振り込みます。質問です。
① 私たち家族が受け取ったお金は1人につき110万円以下なので、贈与税はかからないと認識していますが、この状況で私たち家族の銀行口座を税務署が調査することはありますか。
② 私の父の口座に一旦、全額が振り込まれますが、父に調査が入る可能性はあるでしょうか。またそこから私たちの口座が調査される可能性はあるでしょうか。
税理士の回答
①個人間の資金移動について、その状況(内容)が逐一税務署に通知されることはありません。従って、この状況で税務署が皆さんの銀行口座を調べるかというと、一般的にはないと考えます。
②上記の①で述べた通り、個人間の銀行口座で資金が移動しただけでは税務署には何も情報は入りませんので、この時点で税務調査が行われることはないと考えます。
ただし、ご質問のような資金移動は誤解を招きますので、贈与者と受贈者の間で贈与契約書を作成して保存しておかれることをお勧め致します。
早速のご回答ありがとうございます。重ねて質問で申し訳ないですが、
不動産を売却すると税務署に情報がいくという認識です。おじさんが不動産を売却した事による譲渡所得税等の調査から贈与された者に調査が入ったり、贈与税を納めた者の調査をしたりすることもあるのでしょうか。
譲渡所得の税務調査から贈与税の調査に展開する可能性は否定できません。
売却代金の流れを確認された場合に親族等に資金が移動していると、その理由や用途が問われる可能性があると思われます。
ご回答ありがとうございます。
贈与者と受贈者の間で贈与契約書を作成しました。その契約書の内容に相違がなく、契約書通りにお金が振り込まれていた場合、受贈者にそれ以上の調査をすることは考えられますでしょうか。
お答えいただきありがとうございました。
本投稿は、2024年04月06日 13時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。