飲食業の税務調査で指摘されやすいポイント
複数店舗飲食店を個人経営しております。ジャンルはBarのような形態です。昨年の売上は3,000万円程度です。
来週に税務調査が来るのですが、事前に準備ができることがあれば実施しておきたく、個人事業の飲食業特有の税務調査のポイントなどがあればご教示いただけますと幸いです。大変そうであれば税理士への依頼も検討しております。
税理士の回答

税務調査にくる調査官によってみる視点は異なりますが、飲食店業だと下記内容に問題がないかよく見られます。
①固定資産の計上
②棚卸資産の計上
どうぞよろしくお願いいたします。
まずはレジの現金残高をチェックすると思います。現金出納帳が作成されていれば帳簿残高と実残高は一致するか確認しておいた方が良いです。
売り上げに関してはレジペーパーと日々の売上金額を突合しますので、過去のレジペーパーを出しやすくしておくと良いです。
予約帳があるとこちらもチェックしますので確認しておいてください。
期末の売掛金やカード売上が計上されているかもチェックしますので、売掛金明細やカード売上の明細も確認しておくと良いです。
従業員さんの食事を提供していると、その処理が適正にされているかも調査します。
期末の在庫もチェックしますので、在庫明細と決算書の金額が一致しているか確認ください。
給与明細もチェックしますので、給与明細や賃金台帳を整備しておくと良いです。
その他、経費の中に家事関連費がないかもチェックしますので、ご留意ください。
税理士の立ち会いがないと、調査官は自分に都合のよい理屈で否認指摘することがありますのでご注意ください。できれば、調査の経験豊富な税理士に立ち会いをお願いすると良いと思います。
南先生、服部先生、早速のご回答ありがとうございます。非常に詳細なご説明をいただきとてもたすかります。無知な人間にここまで有用なアドバイスをしていただけてとてもうれしいです。何かあればご相談させて下さい。ありがとうございました。
本投稿は、2018年04月20日 11時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。