特定口座と税務調査について(証券税制)
証券制度に関しては初心者です。
標記の件で質問があります。
証券税制において一般口座での売買ですの投資家自身が計算をして申告納付をしなければならないので解釈や計算の仕方の誤りによっては税務署が疑問を持ち調査が行われることがあるように思います。
一方で特定口座は国が定めた制度の下で運用されており、証券会社が税に関しては計算をするため、余程の証券会社のプログラムミスがなければ誤りのしようがないと考えられます。
以上のことから一般口座に比べて、特定口座にてどんなに頻繁に売買しよう税の透明性が担保されていると考えられるので税務調査などは基本的にはないと考えてよろしいでしょうか??
逆に仮に来られても、例えば「なぜ、こんなに売買しているのですか?」と尋ねられても答えに窮し、「上がると思った」とか「デイトレードです」としか答えられないように思えてしまうのですが・・・。
税理士の回答

特定口座での税務調査はありません。
特定口座は申告分離課税のため、利益が出ても証券会社が源泉徴収して原則終わりなので、税のごまかしができず、税務調査の必要がないからです。
特定口座内の取引(損益)に関しての所得税の調査はないと思われます。
あるとすれは、贈与税や相続税が絡んだ場合になります。運用資金の出所はどこか、その口座から他の人に流れている資金はないか、多額な証券取引をしているとそういった面から調査が入る可能性もあります。
早速のご回答ありがとうございます。
勉強になりました。
服部先生のご回答は詳しく役に立ちました。
私は一回の金額は大きくないものの、取引回数が多いので一年で累計すると購入ウン億円 譲渡ウン億円となってしまい、心配になり質問させて頂きました。
私は税の透明性が担保されているのがメリットと感じて特定口座を使用しております。
しかし、所得税以外にも贈与税や相続税など様々な角度から調査が入る可能性があるとはとても勉強になりました。
ありがとうございました。
富樫先生も早朝よりご回答いただきありがとうございました。
お二人の先生方も分かりやすい説明で甲乙つけがたいですが、なんと朝4時からご回答くださいました富樫先生に敬意を表しベストアンサーに選ばせて頂きました。
ありがとうございました。
本投稿は、2018年06月01日 23時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。