風俗嬢と税務調査について
風俗嬢と脱税問題についての質問です。
現在9割の風俗嬢が確定申告をしておらず、税金を適正に納めていないという話を聞きますが、何故国税は風俗嬢に税務調査をしないのでしょうか?風俗店に調査が入ったという話は聞いても、働いているキャストさんに入ったという話は聞いた事がありません。風俗嬢に税務調査が入ったという話はありますか?また、何故税務調査を積極的にしないのかその理由が知りたいです。
ご回答のほど、よろしくお願い致しますm(_ _)m
税理士の回答

風俗店に対する税務調査は行われていますが、キャストへの報酬は現金で支払われるのが大半で、支払った金額の全貌を明らかにしないし、その証拠を残さないのが実態で、税務当局としても風俗キャストの正確な収入を掴めないというのが一番大きな理由だと思います。
また、クラブ等のホステス報酬には源泉徴収義務がありますが、風俗キャストへの報酬は源泉徴収が義務付けされていないというのも一因でしょうね。

元国税職員で風俗関連の税務調査も行っておりました。
まず、税務調査の対象となるのは風俗店の経営者であり、経営者に課税することが主な目的です。
税務署は法人税と所得税で部署が分かれていますので、経営者(法人)の調査の場合、経営者に課税することが成績となり、キャストの方に課税することは、さほど成績になりません。
キャストの方の収入を把握するためには、まず経営者に調査に入ることが前提ですが、上記の理由などにより所得税の部署との情報共有があまりできていないと考えます。
また、キャストの方に調査に入ることにより、経営者の調査に支障をきたすこともあります(キャストが怖がってお店を辞めたなどのクレーム)。
そのため、税務署としては経営者から無事税金を取るため、キャストにはあまり触れないようにしていると考えます。
ご回答ありがとうございました!
本投稿は、2020年09月03日 22時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。