給与所得の源泉徴収票について
フリーランスで複数の企業から収入を得ています。
一つの企業から届いた給与所得の源泉徴収票に記載されている源泉徴収税額が自分の使っている会計ソフトで算出される金額とあまりにも差があるので合っているのか不安になり、もし万が一間違いの可能性があるのならご指摘していただきたく、相談させて頂きました。
給与・賞与欄→1,221,000円
源泉徴収税額の欄→44,575円
と記載されていますが、会計ソフトで給与・賞与金額を打ち込み、自動計算にすると44,575円より10万以上高い金額が算出されます。
この差額はどこか間違いがあるからなのでしょうか?
ちなみに確定申告時に保険料などの控除をまとめて自分で申請しているので、この企業では社会保険料などの控除はしていません。
漠然とした質問で申し訳ありませんが教えて下さい。
よろしくお願いします。
税理士の回答

長谷川文男
ご相談の金額は、恐らく源泉徴収税額表の乙欄を適用していると思います。
税額表は、月々の支払金額で税額を求めます。
そして、月々の税額の合計が源泉徴収票に記載されます。
1,221,000円が一回に支払われたのであれば、その金額で調べれば良いですが、毎月に支払われたものであれば、月々の支払金額で税額を求め、その金額を集計しないと正しい金額は算出できません。
仮に1,221,000円が毎月均等であれば(1,221,000÷12)、1回3600円が税額で、12倍は43,200円となり、44,575円に近似しています。
支払いが均等でなく、でこぼこがあれば、おかしい金額ではないと思います。

1,221,000円に対する所得税44,575円は、乙蘭で控除された所得税だと思われます。この支給額に対する所得税を計算しますと、以下の様になると思います。
1,221,000円-給与所得控除額65万円=給与所得金額571,000円
571,000円-基礎控除額38万円=課税所得金額191,000円
191,000円x5%=所得税額9,550円
会計ソフトへの入力に問題があると思われます。再度、確認をされた方が良いと思います。
ご丁寧に返答ありがとうございます!
安心したのと同時に大変勉強になりました!
ありがとうございます。
本投稿は、2020年02月16日 23時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。