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仲介する際の源泉徴収の考え方

A社から私(個人事業主)が依頼を受け、その仕事を私(個人事業主)からB(個人事業主)に仕事を外注します。
仲介手数料も私が受け取ります。
その際、請求する額には両者に(私からA社、Bから私)源泉徴収がかかるのでしょうか。
(業務内容は源泉徴収が必要な業種です。)

たとえば10,000円の仕事をA社から私が受注し、2,000円の仲介手数料をもらい、8,000円を私からBに支払うとすると、

A社から源泉徴収された8,979円が私に振り込まれ、そこからさらに私が源泉徴収をしてBに支払う必要があるのでしょうか。

またはA社からは仲介手数料の2,000円に対してのみ源泉徴収をかけた9,795円を私が受け取り、そこから8,000円に対して私が源泉徴収して7,183円をBに振り込む流れなのでしょうか。

考え方を知りたいです。
よろしくお願いいたします。

税理士の回答

A社→私、私→Bそれぞれの間でどのような契約形態になっているのかによって処理が変わります。

・A社→Bの取引があってこれを仲介しているという取引であれば、
「A社からは仲介手数料の2,000円に対してのみ源泉徴収をかけた9,795円を私が受け取り、そこから8,000円に対して私が源泉徴収して7,183円をBに振り込む流れ」になります。この場合は3者間でそのような取引であるとの認識(合意)が必要となります。

・一方、10,000円の仕事をB社から私が受注し、私からBに8,000円の仕事を委託している形態であれば、
「A社から源泉徴収された8,979円が私に振り込まれ、そこからさらに私が源泉徴収をしてBに7,183円支払う必要がある」ことになります。
この場合は、A社はBについては関与していないことになります。

ご回答ありがとうございます。

前者の場合、請求書には合意に関して何か特別な記載が必要になりますでしょうか?

また、個人事業主から個人事業主への支払いの際にも源泉徴収は義務になるのでしょうか。

ご回答いただければありがたいです。

通常は「A社とBの取引に係る仲介手数料」という表現が請求書に記載されるのではないでしょうか。

個人事業主は、給料の支払いがあれば源泉徴収義務が発生します。この場合に初めて、報酬料金に対しても源泉徴収する必要があります。他に給料の支払いがなく、報酬料金のみの場合は源泉徴収する必要はありません。

ご丁寧なご回答ありがとうございます。
恐縮です。
ずっと悩んでいたことが解決しました。
本当にありがとうございます!

本投稿は、2021年12月17日 00時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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