年末調整結果について(徴収の理由)
お世話になって居ります。
年末調整の計算結果について(徴収の理由)ご指導いただきたくご相談です。
12月給与で、15万円程の徴収がありました。
原因は何かと思ったのですが、分からず困っています。
徴収の原因として考えられることは何がありますでしょうか?
・毎月の源泉税計算にあたり、マルフに寡夫申請をしていて、扶養カウント1名で計算されていました。
・しかし、R2年の年収は1400万ほどになり、寡夫(R2年分からは〝ひとり親〟ですね)控除が受けられなくなり、結果、徴収となったということでしょうか?
・2020年中に、扶養の異動は一切ありませんでした。
・扶養家族は、16歳未満が2名です。
・生命保険料等、他の控除は一切申告していません。
・賞与は、夏に約130万、冬に約140万支給されました。
知識不足で申し訳ないのですが、ご教示の程お願い申し上げます。
税理士の回答

回答します
考えられることは、「ひとり親控除」の対象外となったことと思われます。当初「寡夫控除」の対象として、徴収税額が少なかったことが要因と思われます。
毎月の給与の源泉徴収は「税額表」にて、扶養の人数等に応じて税額が見目られていますが、当該「税額表」は、給与の額が一定で扶養などの異動がないとの前提で作成されているため、扶養の人数等(ひとり親控除含む)が異動となったことにより徴収税額が増えたと想定されます。
そこで、年収1400万円の場合、他の控除額にもよりますが税率が33%とすると
380,000円(※)×33%×102.1%(※)=128,033円 になります。
※380,000円は扶養控除の金額をベースにしています。
102.1%は「復興特別所得税」となります。
多少の金額のずれはあるかと思われますが、参考にしてください。
米森先生
お世話になって居ります。
なるほど、式にしていただけるととても分かりやすく、理解することができました。
ひとり親控除の対象外となったことが要因なのですね。
ご指導ありがとうございます。

少しでもお役に立てましたら幸甚です。
今後もご不明点がありましたら、「みんなの税務相談」をご活用ください。
本投稿は、2020年12月28日 14時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。