源泉徴収票の見方について
お世話になって居ります。
標題の件困って居り、ご相談申し上げます。
当社では、残業や欠勤控除は翌月給与処理としています。
この度、2月退職者の令和4年分源泉徴収票を出力したところ、以下数字の
源泉が作成されました。
・支払金額 マイナス
・源泉徴収税額 有り
・社会保険料額 有り
該当社員は、1月に欠勤があったため、2月給与にて欠勤控除が生じ、
結果的に令和4年の支払金額がマイナスになった状況です。
該当社員より、令和4年分の源泉送付を依頼されており、対応に大変
困って居ります。
・このままマイナス源泉を送付して問題ないのでしょうか?
有効なのでしょうか?
このマイナス源泉を、3月以降の会社に提出することにより、年末調整で
マイナス分を合算して計算することになるのでしょうか?
それとも、ゼロとみなされるのでしょうか?
支払金額はマイナスだが、源泉税、社会保険料は控除しているため、令和4年の
年末調整では、控除を受けられるのではと思います。
当社は一体どういった処理をすべきなのか、調べても分からず大変困って居ります・・。
大変申し訳ないのですが、ご指導のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
税理士の回答

丸山昌仁
回答します。
マイナス表示せずに源泉所得税の基になった支給金額で表示すべきと考えます。そして、欠勤分は別途請求すべきではないでしょうか。
そうしないと源泉所得税、社会保険が支給マイナスで差し引くことは考えられません。
丸山先生
お世話になって居ります。
早速のご指導ありがとうございます。
実は、上司からは、「「令和4年分支払金額がマイナス=令和4年分支払金額はゼロ」なのだから、源泉交付の必要はない」と言われたのですが、
該当社員には、控除されている源泉所得税と社会保険料があるので、交付しないと、本人にとって不利益になると思い、大変困って居りました。
しかし、丸山先生のご回答に安心致しました。
「>源泉所得税の基になった支給金額で表示すべき」、ですよね。
支払金額が結果的にゼロだからといって、源泉徴収票を交付せず、源泉所得税も社会保険料も、控除がなかったことにするのは間違っていますよね。
ただし、支払金額がマイナスの源泉はあり得ないので、支払金額はゼロの源泉にする必要があるということですよね。

丸山昌仁
「0」かブランクで出す方が良いと考えます。
そして、摘要欄にその理由を記載するとともに、欠勤分をキチンと請求すべきではないでしょうか。
本投稿は、2022年03月28日 15時05分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。