年末決算の棚卸し商品が今年売れたらいつ「仕入れ/経費」になるのですか?
中古車販売をしております。昨年仕入れた50万円のクルマが年末までに売れなかったので棚卸しし、弥生会計ソフトに入力しました。今年の貸借対照表に棚卸資産、元入れ金には反映されています。今年、60万円で売れました。弥生には売り上げで60万円打ち込みましたが、普通預金の残高はマイナスになっています。(口座の期首金額は1万円程度しか入っていない)。この場合、棚卸し分は改めて仕入/経費入力しなくてはならないのですか?それとも今年度末で差し引きすればいいのですか?よろしくおねがいします
税理士の回答

一般的な仕訳は以下の通りとなります。
①前期の車の仕入れ時
(借方)当期商品仕入高 500,000 (貸方)買掛金 500,000
②前期の決算時(売れ残りが上記車だけだったと仮定します)
(借方)繰越商品 500,000 (貸方)当期商品仕入高 500,000
この仕訳をすることにより、前期の売上原価からは売れ残った車の仕入れ代金は除外されます。
③当期の期首
(借方)当期商品仕入高 500,000 (貸方)繰越商品 500,000
期首時点において、上記商品が売れていなくても、全部売れたと仮定して振り戻しの仕訳をします。
④車の売り上げ時
(借方)売掛金 600,000(貸方)売上高 600,000
ここで、結果的に、当期において、車の売上高と売上原価が対応することになります。
ご回答ありがとうございます。経理ど素人で貸方借方がいまいち理解できておりません。 ネット等で貸方借方は勉強するしているつもりなのですが、それと実際の会計ソフトでの入力等が合致しません。すみません。 それでも振り戻しの仕訳というのはどのようにすればよろしいのですか? それと棚卸した商品と 実際売れた車との入力上の紐付けは 商品名称だけで 完結するんでしょうか? それとも貸方借方で金額を差し引きされればそれで OK という事なんでしょうか?

借方=右側・貸方=左側と単純に考えていただければ結構です。
売上高は貸方(左側)に発生し、仕入高(売上原価)は借方(右側)に発生します。
上記①②の仕訳で、当期商仕入高の金額は借方・貸方で相殺され、前期においてはゼロとなります。なぜなら、車は売れていないから、原価を計上するのはおかしいからです。
③の仕訳(すなわち②の逆の仕訳)をすることで、売上原価500,000円が計上され、⑥の売上高600,000円と対応することになります。
仕訳には商品名を入れる必要はございませんが、棚卸表を作成する必要があります、
ありがとうございます。だいぶわかってきました。ありがとうございました。

申し訳ありません。借方=左側、貸方=右側でした。右左を間違えて書いてしましました。読み替えていただけると有難く存じます。
本投稿は、2019年11月15日 17時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。