業績手当の計算方法について
店舗を任されている者です。
現在、損益分岐点を超えた分の一部をインセンティブ(業績手当)として受け取る契約しています。
計算方法は現金主義で行っているのですが、当月の費用に前月の業績手当が含まれていることに疑問を持っています。
この計算方法だと、前月と同じだけ利益を上げても前月の業績手当分が経費として引かれるため、受け取れるインセンティブは前月より少なくなっています。
発生主義で計算した場合、当月発生分の業績手当を差し引き残った利益額で業績手当を算出するようなものだと思うのですが、このような計算方法が一般的なのでしょうか。
経理にお詳しい方がいらっしゃいましたら、何卒ご回答いただけますと幸甚に存じます。
どうぞ宜しくお願いいたします。
税理士の回答

業績手当を除いた部分で計算するのが一般的です。ただし、この計算方法に法的な規定はないと思います。そのため、会社に改善を求める場合は、経営陣に直接相談するしかないでしょう。

増井誠剛
ご指摘の通り、業績手当の算定基準に現金主義を用いると、前月発生分が当月費用に算入されるため、同一水準の利益を計上しても手取りが目減りする構造となります。本来、損益分岐点やインセンティブ算定は発生主義に基づく方が合理的で、当月発生分の業績手当を当月の費用として処理し、残余利益を基礎に算出する方法が一般的です。現金主義を採用するケースは小規模事業などで便宜的に見られますが、インセンティブ制度の公平性や透明性を確保する観点からは、発生主義による計算方法が望ましいといえるでしょう。
増井先生、大中先生、お二人共大変心強いご回答ありがとうございました。
教えていただいた内容を元に、法人と相談させていただきたく存じます。
両先生ともご回答誠にありがとうございました。
本投稿は、2025年09月08日 22時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。