2期前の未払法人税のマイナス残高は申告書でどのように記載されますか?
中小企業で経理をしております。
まだ3期目なのですが、1期目から未払法人税のズレが発生しており今期で申告書を作成する際にどのように処理すればよいでしょうか
私は今回が初めての決算担当です...
1期目
(3.31)法人税100/未払法人税100
2期目
(5.31)未払法人税60/普通預金60
→前期分との差額マイナス40
(3.31)法人税200/未払法人税200
3期目
(5.31)未払法人税200/普通預金200
→今期はまだこの仕訳のみです。
現在1期目のマイナス40が残ってしまっており
別表4.5の書き方がわかりません
未払法人税40/過年度法人税40を計上すれば、別表5の損金経理した法人税の欄に記載して良いのでしょうか。
またその場合別表4ではどのように表示されますか?
ど素人の質問で大変恐縮ですが、ご教示お願い申し上げます。
税理士の回答

質問事項を拝見させていただきました。
修正方法はいくつかあります。
①簡単な方法としては、差額を未払法人税として計上する方法です。
例えば、5月31日に100円納付する場合、
3月31日では、
法人税100/未払法人税100
という仕訳を計上されると思いますが、未払法人税として40円が負債及び別表5に残っているという事なので、差額の60円を以下の仕訳により計上し、修正する方法です。
3月31日 法人税60/未払法人税60
5月31日 未払法人税100/普通預金100
以下の仕訳の場合の別表調整は、別表4の加算欄の損金経理した納税充当金は60円、別表5の納税充当金の③欄に60円及び④欄に100円を計上することにより、修正出来ます。
②質問者の方法で修正する場合、以下の方法により修正します。
仕訳
未払法人税40/過年度法人税(収益科目)40
法人税100/未払法人税100
別表4
損金経理した納税充当金100(加算欄)
納税充当金から支出した事業税等40(減算欄)
別表5
納税充当金②欄40
納税充当金③欄100
納税充当金④欄100
となります。
本投稿は、2023年04月30日 09時10分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。