確定申告:仕訳相談
個人事業主で委託(出来高)の仕事をしており、今回初めての確定申告を行います。
仕訳の仕方や勘定科目、取引手段について質問です。
例)売上10000 - 機材(レンタル)料1000-システム料500=8500
8500に消費税10%=9350が振り込み
の場合、仕訳はこのようになりますでしょうか。
売掛10850/売上10850
入金時)
口座9350/売掛10850
賃借料1000
手数料500
また、入金時にすでに機材料とシステム料が差し引かれているのですが、
仕訳の際の取引手段(現金や口座など)はどのようになるのでしょうか。
※プライベート口座のみでそこに入金されています
よろしくお願いします。
税理士の回答

はじめまして、税理士の岡村と申します。
売上、レンタル料、手数料すべて消費税率10%のお取引だとした場合
仕訳は・・・。
【売上時】
売掛金11,000円/売上11,000円
※税抜10,000円×1.1=11,000円(税込金額)
【入金時】
普通預金9,350円/売掛金11,000円
賃借料1,100円/
手数料550円/
※賃借料税抜1,000円×1.1=1,100円(税込金額)
※手数料税抜500円×1.1=550円(税込金額)
このような仕訳になると思います。
よろしければ一度ご確認いただけたらと思います。
岡村様
ご回答いただきありがとうございます!
とても助かります。
請求書ですと、売上からレンタル料等差し引いた金額に消費税が掛かっているようです。
例)10000−(1000+500)=8500の8500に10%で9350でした。
レンタル料、手数料に税記載がない場合もご回答のような仕訳になりますでしょうか。
よろしくお願いします。

税額の記載が無い場合でも基本的には同じです。
しかしながら、ご契約内容の詳細が不明なため、もしかしたらレンタル料や手数料を控除した金額がご質問者様に対する売上高として支払われるというものであると考えられる可能性もゼロではないため
売掛金9,350円(税込)/売上9,350円(税込)
として処理する可能性があるかもしれないことだけはご了承いただければと思います。
なので、相手先の詳しい方にどちらで売上高を計上したらよいのかを確認されてもいいかもしれません。
※ご質問者様が消費税の納税義務者でなければ特にそこまで問題になることは無いのですが、もし消費税の納税義務者であって、簡易課税制度や2割特例により消費税の納税金額を計算していた場合には、売上高が増えるほど、消費税の納税金額が増えるためです。特にご質問には直接関係は無いのですが、念のために。
岡村様
補足の説明までいただきご丁寧にありがとうございます。
ちなみに今年は免税事業者での申告で進めております。
すみません、先ほど記載漏れておりましたが
請求書には「消費税(例の場合ですと)850円」と記載がございます。
この場合もレンタル料等も税込みで計算するかは取引先確認が最善でしょうか。
また、そもそも売上という部分の理解が間違えているかもしれないのですが、
レンタル料や手数料が差し引かれる前の金額を売上と考えてよいのでしょうか。
度々の質問で申し訳ございません。

レンタル料や手数料が差し引かれる前の金額を売上と考えてよいのでしょうか。
これが契約内容でどのようになっているのかわからないので、取引先に確認するのが最善だと思います。
自分も以前に似たような案件がありまして、結果としてその方の場合には相手先に確認したところ、純額(振込金額)が売上ということがありましたので、念のためにと思います・・・。
そのようなことだったのですね!
理解いたしました。
取引先へ確認しようと思います。
ご丁寧にご回答いただきありがとうございました!

こちらこそ、ベストアンサーに選んでいただきましてありがとうございました。
岡村様
取引先へ確認したところ、機材レンタル・システム費を差し引いた金額(振込金額)が売上とのことでした。
この場合、経費として計上することは難しいという認識であっておりますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
(こちらで続けてご質問してよろしいのでしょうか・・)

そうですね、相手先が振込金額が売上とのことでしたら、振込金額で売上を計上してください。
※経費は計上できませんが、その分売り上げも少なく計上されるはずです。
そして、経費等はすべて削除するということで・・・。
少々お手間がかかりますが、純額で計上されるか総額で計上されるかの違いだけですので、利益自体は特に変わらないはずですので、がんばって訂正してみてくださいね。
岡村様
ありがとうございます。
そうですよね。アドバイスいただけて確認ができたのでよかったです!
前向きに修正いたします!
また、後1点お伺いできればと思うのですが・・
取引先からの請求書内容について、
10月以降は「消費税10% 0円」の記載で振込金額も税抜でした。
(免税事業者で登録したため10月以降、取引金額が消費税分少し上乗せされた金額に変更)
この場合、9月分(売上税込み)・10月以降(売上税抜き)でよろしいのでしょうか。
こちらは取引先で解答が得られず・・
よろしくお願いいたします。

ちょっとお話が長くなることと、ここでは詳細まで残念ながらご説明はできないですが、簡単に・・・。
10月以降は「消費税10% 0円」の記載で振込金額も税抜でした。
→これについてはなぜ相手先がそのようにしているのかは、ちょっと分からないです。単に相手先のシステム上の問題なのかもしれませんが・・・。
相手先は一応ご質問者様へ消費税10%をお支払いされており、相手先の消費税計算上、通常は考慮するからです。
※消費税は簡単に言いますと、通常は受け取った消費税から支払った消費税を差し引いて国に納税します。(例外は多々あります)
なので、9月分(売上税込み)・10月以降(売上税抜き)でよろしいのでしょうか。
→これにつきましては、9月分(売上税込み)はいいとして、10月以降(売上税抜き)は本当は10月以降(売上税込み)となるような気がするのですが・・・。
ご質問者様の場合ですと、会計ソフトを使用されているのでしたら、免税事業者様ですので税込経理方式を採用されているはずです。
そのため、どちらであっても体制に影響は無いような気もしますが、気になるようでしたら、ネットで調べてみると免税事業者が消費税を請求することについていろいろ記載がありますので、ご参考にしてみてもいいかもしれません。
※ここでは国税庁などのリンクしか貼っていけないようですので、リンクはつけられませんが・・・。
明確なご回答はできないですが、そのような感じです。
岡村様
ご返答いただきありがとうございます。
そうですよね。免税事業者の消費税請求について・・理解が足りていませんでした。
今回は会計ソフトも使用しておりますので、
税抜の請求書に関してはもっと勉強するとして、売上(振込金額)が税込みと考えて申告を進めようと思います。
たくさん質問してしまい申し訳ありませんでした。
毎回ご丁寧に返答いただきまして本当に助かりました。
今後何かございましたらご相談のご依頼をさせていただくと思います。
この度はありがとうございました!

けっこうむずかしいお話もたくさんありましたので、大変だったと思います。
もっと勉強してご自分で処理されるのもいいですし、当事務所のお客様でもたくさんいらっしゃいますが、いっそのこと税理士事務所に丸投げして、その顧問料分は丸投げでできた時間で売上を上げるという方もたくさんいらっしゃいます。
いろいろな方法を検討してみると、いいと思います。
とりあえず、解決したようでよかったです。
本投稿は、2024年02月29日 13時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。