委託販売の仕訳について
イベント事業をしております。
委託販売でイベント先での売上より手数料を差引いて、先方に振込をしております場合の仕訳をご教授お願い致します。
当初は、イベント先で売上た分を「仕入」とし、手数料を「売上」としておりました。
このままでも問題はございませんでしょうか。
宜しくお願い致します。
税理士の回答

委託販売において、売上から手数料を差し引いて先方に振り込む場合、適切な仕訳方法は以下の通りです:
1. 売上を計上: イベント先での総売上を「売上高」として計上します。
2. 手数料の控除: 手数料を「販売手数料」として経費計上します。
3. 振込時の仕訳: 振込額を「未払金」や「現金」として処理します。
例:
- 総売上:1,000円、手数料:200円、振込額:800円
- 仕訳:
1. 売掛金 1,000円 / 売上高 1,000円
2. 販売手数料 200円 / 売掛金 200円
3. 現金 800円 / 売掛金 800円
現在の「仕入」と「売上」の処理は、不適切な場合があります。正確な収益・費用計上を行うために上記の仕訳を検討してください。
ご回答ありがとうございました。
説明不足で申し訳ございませんでした。
商品等の仕入は当社で行い、催事場を取引会社に提供してもらいそこで得た収入と当社で仕入をしたものを相殺し差額を支払もしくは入金をする取引をしております。
このような場合、当社で仕入等をしたものを売上とし、催事場での収入を仕入と計上せずに石割先生が仰っている仕訳になるのでしょうか。
だた、3.現金 800円 / 売掛金 800円にすると当社の現金が増え、取引先に支払いをしていないように思うのですが、ご教授お願い致します。

仕入を当社で行い、催事場での収入と相殺し差額を精算する場合、以下の仕訳が適切です:
売上計上時(当社で仕入をした商品が販売された場合)
借方:売掛金 1,000円
貸方:売上 1,000円
催事場収入の相殺(取引先への支払額を減額)
借方:売掛金 800円
貸方:仕入 800円
差額の支払(または入金)
(取引先に支払う場合)
借方:仕入 200円
貸方:現金 200円
ご回答ありがとうございました。
売掛1000円とすると先生の仰る仕訳ですと、売掛金200円が残ってしまうかと思ったのですが
ご説明お願いできますでしょうか。
●催事場収入の相殺(取引先への支払額を減額)
借方:売掛金 800円/貸方:仕入 800円
● 差額の支払(または入金)
(取引先に支払う場合)
借方:仕入 200円/貸方:現金 200円
また、仮に当社で仕入をした商品 2000円(本来当社で仕入をした商品を支払ってもらう)、催事収入 1000円(本来ですと催事を手配してくれた取引先へ支払)、差額 1000円の場合の取引仕訳を教えて頂いても宜しいでしょうか。
宜しくお願い致します。
借方:仕入1000円/貸方:売上 2000円
預金1000円

借方:売掛金 1,000円 / 貸方:売上 1,000円
借方:販売手数料 200円 / 貸方:売掛金 200円
借方:現金 800円 / 貸方:売掛金 800円
これで売掛金の残高がゼロになります。
相殺後に1,000円を取引先へ振り込む仕訳は以下の通りです。
借方:仕入 2,000円 / 貸方:未払金 2,000円
借方:未払金 1,000円 / 貸方:売上 1,000円
借方:現金 1,000円 / 貸方:未払金 1,000円
本投稿は、2025年01月06日 14時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。