PCや携帯電話等の経費の項目について
事業で使用するPC、携帯電話、机を購入。
これらの備品は経費の科目は「消耗品費」、「雑費」のどれに計上するのでしょうか?
それとも自分で科目名を新規に作るのでしょうか?
もう1つは携帯電話を購入したのですが、月々の通話料金は「通信費」でいいのですが
契約事務手数料の科目はどこに計上するのでしょうか?
税理士の回答

佐藤和樹
1. PC・携帯電話・机の購入時の経費科目
購入した物品の価格や用途によって、以下のように仕訳できます。
① 10万円未満(または少額減価償却資産の特例適用の場合:30万円未満)
• 「消耗品費」 に計上するのが一般的です。
② 10万円以上(特例適用外)
• 「工具器具備品」(資産計上)として処理し、法定耐用年数に基づいて減価償却を行います。
• PC:4年
• 携帯電話:4年
• 机(木製):8年 / (金属製):15年
③ 「雑費」は使わない?
• 「雑費」は、どの科目にも該当しないような細かい経費を計上するためのものなので、PCや机など明確なカテゴリがあるものは、「消耗品費」や「工具器具備品」に振り分けるのが望ましいです。
④ 科目を新規作成するべきか?
• 「消耗品費」で問題ないので、新規科目を作らなくても良いでしょう。ただし、より細かく管理したい場合は、「事務用品費」「備品費」などの独自科目を作成することも可能です。
2. 携帯電話の契約事務手数料の科目
契約時の事務手数料は、以下のいずれかの勘定科目に計上できます。
• 「支払手数料」:通信会社への手数料なので、これが最も適切。
• 「通信費」:携帯電話の費用に関連しているため、こちらでも問題なし。
どちらを使うかは会計方針次第ですが、より明確にするなら「支払手数料」を使う方が適切です。
とても細かくご回答いただきありがとうございます。
わかりやすくすんなり頭に入り理解できました。

佐藤和樹
とんでもないです。お役に立ててなによりです。
本投稿は、2025年03月06日 02時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。