税理士ドットコム - [計上]年の途中で開業した際の開業費の仕訳について - 税込経理で処理をするとして2パターン解答します。...
  1. 税理士ドットコム
  2. 経理・決算
  3. 計上
  4. 年の途中で開業した際の開業費の仕訳について

計上

 投稿

年の途中で開業した際の開業費の仕訳について

年の途中から開業と同時にインボイス登録申請をしました。
プライベート用に口座(A,B)とクレジットカード(C,D)を2つずつ持っていたため、
開業にあたり、それぞれ(A,C)を事業用として使用することにしました。
ただ、口座やクレジットカードを新しく作ったわけではないので、
口座Aにはプライベート利用時の残高があり、クレジットカードCについては、
プライベートで購入したものと開業費にしたいものが混在しています。
具体的な内容は以下のとおりです。

・開業日:2025年9月1日
・口座Aの残高:100万円(2025年9月1日時点)
・クレジットカードCで、7月30日に書籍4,000円を購入(開業費として計上したい)
 →引落日は9/10(ただし、上記費用以外にプライベートでの購入分の引落もあり)

上記の場合、どのように帳簿づけすればよいでしょうか?
(開業費は仕入税額控除の対象にしたいと考えています)

税理士の回答

税込経理で処理をするとして2パターン解答します。

【方法1:私用カードをたまに使う場合(事業主貸/事業主借で処理)】
① 口座Aの残高計上(事業主が資金を入れた想定)
 普通預金 1,000,000/事業主借 1,000,000

② 私用カードで事業費を購入(例:4,000円・10%課税仕入)
 開業費(10%) 4,000/事業主借 4,000

③ 引落し時(例:30,000円、うち事業分4,000円・私費26,000円)
 事業主貸 30,000/普通預金 30,000

※この方法ではカードの未払は計上せず、引落し全額を私的支出として処理しています。

【方法2:カードの未払(クレジット債務)を都度把握する】
① 口座Aの残高計上
 普通預金 1,000,000/事業主借 1,000,000

② 私用カードで事業費を購入(例:4,000円・10%課税仕入)
 開業費(10%) 4,000/クレジット債務 4,000

③ 引落し時(例:30,000円、うち事業分4,000円・私費26,000円)
 クレジット債務 4,000
 事業主貸   26,000/普通預金 30,000
 ※事業分は未払の消し込み、残りは私的支出として処理。

お忙しい中、2パターンもご回答いただきありがとうございます。
方法1で処理してみようと思います。

本投稿は、2025年09月08日 18時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この相談に近い税務相談

計上に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

計上に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
159,125
直近30日 相談数
818
直近30日 税理士回答数
1,577