リース資産の仕訳:ライセンス費用の取り扱いについて
会社でLAN構築にかかる更改作業として、機器賃貸借・保守業務の契約を5年契約にて締結しました。契約金額の内訳は以下のとおりです。
1.初期費用
①LAN設備材料費
②LAN設備工事費
③ネットワーク機器設備構築費
④インターネット導入費
2.運用費用
①ネットワーク機器設備費(5年リース)
②ネットワーク機器ライセンス費(5年分)
③機器保守・運用サポート費(5年分)
④インターネット回線費用(5年分)
≪質問≫
「2.運用費用」のうち、①:リース資産登録とし、②~④:費用として仕訳ていいのでしょうか。2.②ネットワーク機器ライセンス費をリース資産に含めなくていいのか、悩んでいます。
税理士の回答
髙畑智子
①のネットワーク機器設備費については、契約内容がファイナンス・リース取引に該当するのであれば、原則としてリース資産として処理します。
②のライセンス費は、単に5年間の利用料を支払う契約であれば、①のリース資産に含めず、契約期間に応じて費用処理することが一般的です。一方、ソフトウェア等の使用権そのものをリース対象として取得している契約であれば、別途リース資産等として処理する可能性があります。
③の保守・運用サポート費、④の回線費用については、通常は役務提供期間に応じて費用処理します。
したがって、②については契約書で「ライセンスの使用権」がどのような契約になっているかを確認したうえで判断するところだと考えます。
早速の回答をありがとうございます。やはり②の考え方が肝ですね。契約書を確認したところ、本文や仕様書には「ライセンス使用権」が独立した無形固定資産や独立した使用権資産として契約されているとの記載は見当たりません。
契約金額内訳書では、冒頭の質問にも記載したとおり、機器費用とは別に「ネットワーク機器ライセンス費」として計上されていることから、リース対象機器の利用に必要なライセンスとして、リースの一環との考えでリース資産として処理しても問題ないでしょうか。
髙畑智子
ご確認ありがとうございます。
一般的には、機器の利用に必要なライセンスであっても、ライセンス費を機器のリース資産に含めず、機器とは区分して処理することが多いと考えます。
今回も契約金額内訳書で「ネットワーク機器設備費」と「ネットワーク機器ライセンス費」が明確に区分されているのであれば、ライセンス費については機器のリース資産に含めず、その契約内容に基づいて別途処理するのが自然です。
例えば、5年間にわたりライセンスの提供を受ける契約であれば、5年間の利用期間に応じて費用配分する処理が考えられます。
したがって、「機器の利用に必要だから」という理由だけで機器と一体のリース資産として処理するより、ライセンス部分は区分して処理することをお勧めします。
何度もありがとうございます。ライセンス費の考え方について、理解できました。契約金額内訳書においても、ライセンス費は下記②のとおり、①と区別し、5年分として運用費用として各年度、四半期ごとに支払います。
本件においては、冒頭の質問に立ち返り
①ネットワーク機器設備費(5年リース)⇒リース資産
②ネットワーク機器ライセンス費(5年分)⇒費用
③機器保守・運用サポート費(5年分)⇒費用
④インターネット回線費用(5年分)⇒費用
として、処理するようにいたします。クリアになりました。
本投稿は、2026年09月04日 11時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







