フリーランスが請求する売上代金から引かれる源泉所得税について
フリーランスでデザイナーをしているものです。
取引先の法人から源泉所得税が引かれず売掛金の入金が源泉所得税を含めた(振込手数料のみを引いた)金額で入金されていました。
その状態が半年続き、取引先からまとめて源泉所得税を納付したいと申し出があったので、源泉所得税半年分を普通預金から引き出し現金で支払いました。
確定申告も迫り仕訳がわからず困っています。
納付後は売掛金から源泉所得税と振込手数料を引いた額が毎月入金されています。
ご回答よろしくお願いします。
税理士の回答

こんにちは。
話を分かりやすくするため、振込手数料は考慮外でご説明いたします。
例:源泉所得税を含めた毎月の売掛金の入金額10,000円、源泉所得税額1,000円
この場合仕訳は次のようになります。
<源泉所得税が引かれないとき>
預金 10,000 / 売掛金 10,000
<源泉所得税半年分を普通預金から引き出し現金で支払ったとき>
現金 6,000 / 預金 6,000(※)
※1,000×6ヶ月分
仮払金(※) 6,000 / 現金 6,000
※ 預け金、前払税金などお好みに合わせて他の勘定科目でも大丈夫です。
<売掛金から源泉所得税が引かれて入金されたとき>
預金 9,000 / 売掛金 10,000
仮払金 1,000 /
お役に立つことができれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
森田先生、ご回答ありがとうございました。とても分かりやすかったです。
取引先からはその後、毎月源泉所得税を納付してると連絡があり、支払調書と一緒に同封された明細書にも月ごとの源泉所得税額が明記されていました。通帳でも確認済みです。
また何かありましたらご相談させてください。よろしくお願いいたします。
本投稿は、2020年02月03日 12時02分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。