PayPalのドル建て口座から日本の口座へ振り込む際の手数料について
以前に質問に上がっていたら重複してしまい、大変申し訳ございません。会計ソフトにMFクラウドを利用しています。今年からPayPalでドルで売上を受け取っております。取引があった場合、取引毎に自動でデータを取り込めて特に疑問に思った事が無かったのですが、1ヶ月が経過し、PayPalとMFクラウドの残高に差額が出ていることに気がつきました。(PayPalの残高も円で管理しなくてはならない、と伺いました。)
MFクラウドはPayPalの残高には全く紐付けがなく、まとまった売上を日本の銀行に振り込んだ際、PayPalのレート(手数料が引かれたレート)で振り込みをされるので、PayPalの残高とMFクラウドで集計している(私は未収金を利用しています)残高でズレが生じている場合、振り込む都度に引かれている手数料を
支払手数料 OOO / 未収金 OOO と言った感じで毎回仕訳するのか、もしくは月単位で月末などにまとめて差額をその月末のレートで仕訳しても良いのか・・・これについて全く分かりません。どの様な処理が適切かご教授頂けたら幸いです。
確定申告シーズンの中、お忙しいところ大変恐縮ですが宜しくお願い致します。
税理士の回答

土師弘之
eBayや海外販売で、PayPalを利用して外貨を受け取る場合、
PayPalのアカウントに外貨が入金された時点で、基本的に売上代金の受け取り1件当たり2.9~4.1%+40円の決済手数料が差し引かれます。①
さらに、PayPalのアカウントから外貨を日本円で日本の銀行に資金移動すると4%の通貨換算手数料(為替手数料)が差し引かれます。②
①は、口座管理手数料ともいえる費用ですので、原則として、入金のあった時点の為替で換算し、支払手数料として計上すればよいと思われます。
②については、外貨を円貨に換算した場合に発生するものなので、売上計上時に計上したレートとの差額を為替差損益として計上することとなります。
なお、外貨建取引の円換算は、外貨建取引を行った時の為替相場により換算するのが原則ですが、継続適用を条件として、前月末若しくは当月初日の相場などを採用することができます。
本投稿は、2020年03月02日 17時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。