開業前の経費・家事按分について
お世話になります。
近日中に開業届を提出し、個人でインターネット物販の事業を行っていこうと考えています。
はじめての事業かつ、簿記の知識ゼロです。
開業日前の経費や家事按分の考え方について、例えば以下の場合どのようにすべきかご教示ください。
・ケース
9月1日を開業日として、必要書類を提出した。前月の8月は、開業準備や販売予定の商品仕入れを行った。
8月中に事業用の口座を作り、事業用のクレジットカードも決定した。(もともとは個人で使っていたもの)
そして、このカードの引き落とし口座を事業用口座に変更する手続きを行っている。
しかし、カード会社の都合で手続きに時間がかかってしまうため、9月末のカードの引き落とし(8月の準備期間中の利用分)は事業用口座から引き落とすことはできず、今まで登録していた私個人の口座から引き落としせざるを得ない状況。
また、8月は開業へ向け準備を行っていたので、水道光熱費等は経費として計上しよたいと考えている。
・疑問点
※会計ソフト(マネーフォワード)を現在利用中です。
1.上記の場合、8月分の水道光熱費等は経費として計上してよろしいですか?
2.上記のカードの支払い口座が公私混同になってしまう場合、どのように仕分けすればよいのでしょうか?
3.家事按分について、考え方は理解し、私の場合このように定義しようと決めるところまでは進められましたが、どのように仕分けすればよろしいのでしょうか?
→例えば、電気代が8,000円でそのうち50%を経費とする場合、4,000円分のみ経費として計上したいが、実際のカードの請求は8,000円分来ると思います。その場合、どのように仕分けすればよろしいのでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。
税理士の回答

1.8月分の水道光熱費
開業準備を実際に行っていれば、経費計上しても問題ないと思います。
2.個人口座からのカード利用額の支払い
支払日 未払金/事業主借
※事業主借は、プライベートのお金で支払った場合などに使えます。
3.家事按分
水道光熱費 / 未払金(カード払い)8,000円
事業主貸 / 水道光熱費 4,000円(家事按分)
※水道光熱費に計上される額が4000円になります。
8,000円-4,000円=4,000円
ご回答ありがとうございます。
家事按分
水道光熱費 / 未払金(カード払い)8,000円
事業主貸 / 水道光熱費 4,000円(家事按分)
試しに会計ソフトでやってみました。
合計金額12,000円になってしまいますが、これは良いんですよね?
また、私はマネーフォワードを使っています。
カード料金の引き落としは実際にはされていないので、取引状態は未実現にして登録をいったん行い、料金の引き落としがされた時点で実現に変更すればよろしいのでしょうか?
また、カードの引き落としがあった際の仕分けは、
未払金8,000円 / 普通預金8,000円
でよろしいでしょうか?その際、実務上メモ欄にいつのどんな内容の支出が清算されたと書いておいたほうがよろしいのでしょうか?

・仕訳入力
損益計算書上、水道光熱費が4000円になっていれば、正しく入力されていると思われます。
・会計ソフトの具体的な操作
会計ソフト会社にご確認をお願いします
・カード引落
①事業用口座の場合
未払金 / 普通預金
②個人口座の場合
未払金 / 事業主借
・引落があった際の仕訳のメモ(摘要)欄は、どこに支払ったかがわかるようにするため、カード会社名を記載していおきます。
ありがとうございます。
関連する質問として、以下の場合についてご教示ください。
・ケース
9月1日を開業日として、必要書類を提出した。7月、8月は、開業準備や販売予定の商品仕入れを行った。
それらはクレジットカードから支出した。
クレジットカードの7月利用分が9月5日に引き落とされる予定。
8月30日に開業日前だが、新しく作った事業用の口座に事業用の資金として100万円を入金し、すぐに2万円出金して小口現金とした。
その2万円を使って、7月のクレジットカード利用料(カードを使ったのは水道光熱費のみ)を同日にATMから先に支払った。
水道光熱費は、実際にかかった金額の50%を経費とする。
・疑問点
1.上記の場合、7月にかかった電気代やガス代の仕分けは以下で合っていますよね?
9月1日
水道光熱費○○円 / 未払金○○円 摘要:電気代(7月分)
事業主貸○○円 / 水道光熱費○○円 摘要:家事按分50%
2.上記の場合、7月に発生した水道光熱費の精算の仕方はこれで合っていますか?★1,2共通の話ですが、特に、帳簿に記載する日にちの考え方が不明です。★
8月30日
未払金○○円 / 現金○○円 摘要:電気代(7月分)
事業主貸○○円 / 水道光熱費○○円 摘要:家事按分50%
3.開業費時、会計ソフトで開始残高を設定する必要があります。開業費のなかに水道光熱費は含むかと思いますが、開始残高を設定するうえで開業費に計上するのは、7,8月分の水道光熱費の50%と、その他梱包材や備品購入費用の合計を記載するということでよろしいでしょうか?

実務上は経費計上すべき金額さえ間違っていなければ、
そこまで細かく気にする必要はないと思います。
・開始残高の設定
普通預金 / 元入金 100万円
・開業日前の仕訳
9/1で入力し、摘要欄に実際の取引日を記載しておけば大丈夫です。
本投稿は、2020年08月16日 11時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。