法人、決算仕訳について
法人の決算について質問です。
決算整理仕訳は、減価償却費の計算や今期の未払費用の計上など、今期費用と来期費用を判断したり、記載漏れがないかなど、間違いを正していく作業という認識で良いでしょうか?
また、損金算入不算入とありますが、まずは、帳簿を正しく整理してから、
税法上の計算で、プラスしたりマイナスしたりを考えるということでしょうか?
間違いが起きやすい点があれば、教えてください。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

回答します
ご理解のとおり、「帳簿」を正しく整理してから申告上にプラスマイナス(加算減算)をするという認識でよろしいと思います。
注意すべき点は多いですが
1 期間損益の確認
〆後の売上(請求前だが、商品の引き渡しが完了している)
棚卸の計上
(商品以外でも、消耗品で貯蔵中のものなどを漏れないように)
前払費用・未払費用等の確認(洗い替える時に漏れないようにする)
売掛金・買掛金等の確認(相手先との照合)
2 減価償却
普通償却・一括償却(資産)・少額減価償却資産の特例等について(10万、20万、30万)のそれぞれの要件誤りがないか確認する。
なお、一括償却の場合は当該資産を除却したとしても、考慮されません。
3 その他
現金預金の残高照合・・・たまにずれていることがあります
消費税の納付額計算
(税込経理と税抜経理により、消費税の計上のしかたが若干異なります。)
法人税の申告書には「交際費の別表」や「内訳明細書」を作成します。帳簿の整理時に、各別表や内訳明細書への記入も意識して行うと、後の作業が楽になります。
以上参考にしてください。
お返事ありがとうございます。
帳簿を整えた後、税法上の加算減算をして、法人税等の計算をすると思いますが、
この加減の計算がない(該当しない)こともあるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

回答します
あまりないと思います。
最低でも「法人住民税」は加算項目となります。
お忙しい中、ありがとうございました。
大変参考になりました。
本投稿は、2020年12月19日 16時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。