個人事業主のクレジットカード決済について
個人音楽教室を開業しました。
初めは知識がほとんどなく、クレジットカードでの買い物が、事業経費とプライベートと混ざっていて、引き落とし口座も個人口座からでしたので、経費の分のみ「事業主借」として記入するようにとのことでした。
今後は、経費は事業用のクレジットカードで事業用の口座からの引き落としにする方が良いと思うのですが、ネットの記事では「事業主借」にしておけば個人用のままでも構わないというものもあります。
個人用のままの方が記入事項も少なく、プライベートの支払いが混ざったとしても関係ないので楽かとも思うのですが、それで本当に良いのか、メリットデメリットなど、ご教授頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。
税理士の回答

中西博明
クレジットカードを事業用、プライベート用と使い分けるメリットは、
①透明性のある経理になる
②(決済)資金管理が楽
③利用明細書が混在しないためプライベート部分をオープンにする必要なし
などが考えられ、
特に、事業主貸、事業主借勘定が多いと税務署に不審がられることから、区分することをお勧めします。
ご回答いただきまして、ありがとうございました。
やはり事業用と個人用と分けた方が良いのですね。
追加で伺いたいのですが、
③については、個人用のカードで個人用の口座引き落としなら、経費の分だけ「事業主借」として計上すれば良く、プライベートの部分は関与しないという認識は違っていますでしょうか?
そのような「事業主借」としての計上が多く、税務署に不審がられ調査が入ったときには、結局個人用の通帳を見せることになるということでしょうか?
事業用のカードで個人の買い物をし、事業用の口座からの引き落としの場合は全て書き込む必要があると認識しております。
売上もそれほど多くない小さな教室ですが、私一人での運営のため、教室の仕事に手一杯で、手続き等で今のままで済むところはそのまま行きたいと考えた次第ですが、法的にまずいところがあると思っていた方が良いでしょうか?
よろしくお願い致します。

中西博明
法的に問題があるわけではありませんが、税務署に無用な不信感を持たれることは得策ではないということです。
税務署は事業主借として計上しておれば税務調査の際にプライベート用クレジットカードの利用明細を調査することになります。
早速のお返事ありがとうございます。
そういうことなのですね。
疑問点がはっきり致しました。
やはり、きちんと事業用、個人用を分けようと思います。
お忙しい中度々お答えいただき、誠にありがとうございました。
本投稿は、2021年01月22日 03時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。