個人事業主の複式簿記について
初歩的な質問で申し訳ありません。
当方は農業所得と不動産所得があります。
それぞれのB/S、P/Lを作ることになると思うのですが
一つ疑問が残っています。
複数所得ですが現在は預金口座が一つしかありません。
例えば固定資産税の支払の仕訳は以下の様になりますか?
固定資産税総額 500,000円 4月30日に一括納付
〇×銀行 期首 令和3年1月1日残高 1,000,000円(不動産所得のB/S上)
不動産側の仕訳
4月30日 複合 500,000 / 〇×銀行普通預金 500,000
租税公課 300,000 / 複合 300,000(不動産所得分)
事業主貸 100,000 / 複合 100,000(農業所得分)
事業主貸 100,000 / 複合 100,000(自宅分)
農業側の仕訳
4月30日 租税公課 100,000 / 事業主借 100,000(農業所得)
自宅用は勿論仕訳なし
次に普通預金の最終残高は 1,800,000円となった場合は
青色申告決算書の貸借対照表上は不動産所得用のものにだけ普通預金を
記載して農業所得用には記載は必要はないという理解で問題ありませんか?
お忙しくなる時期ではございますが、ご回答宜しくお願い申し上げます。
税理士の回答

奥谷誠
質問者様の仕訳から考えていきますと、例えばその銀行口座に農業の収入が入った時は、
普通預金/事業主借・・・不動産側の仕訳
事業主貸/農業収入・・・農業側の仕訳
となるのでしょうか?
この状態で行きますと確かに農業側の貸借対照表には銀行勘定はありません。
銀行を通すすべての勘定が事業主勘定となります。
これはこれで誤りではないと思います。
しかしながら、農業部門で獲得した資産(銀行預金)が不動産部門の銀行預金に集約されているように見えてしまいます。
農業用の銀行口座を作り、各期、各収益部門の試算状態を見やすくした方が良いのではないでしょうか。
早速のご回答ありがとうございます!
農業収入については、奥谷先生の仰るとおりの仕訳を記帳しています。
前期まで10万円控除だったので、今回の確定申告もしくは来期から65万控除を目指そうと
考えていましたが質問内容の壁にブチ当たってしまい悩んでいたところです。
ご指摘の通り農業の資産が不動産の方で管理されているのも、腑に落ちなかったもので
ご質問いたしました。
今年は部門毎の通帳を作成して経理処理しようと思います。
質問のご回答の上にアドバイスまで頂き、誠にありがとうございました!!
本投稿は、2022年02月04日 13時21分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。