令和3年度確定申告車両運搬具減価償却費について
令和2年10月6日(交付年月日)に業務用で使用するために中古軽自動車を購入(940000円)しまして、今年(令和3年)1月2日に開業届を出して使用しているのですが、令和3年度申告の減価償却費の計算方法が分かりません。初年度検査年月日は令和1年6月です。仕訳けの仕方も教えてもらえると助かります。よろしくお願いいたします。
税理士の回答
①非業務用期間の法定耐用年数→4年×1.5=6年
②①の旧定額法償却率→0.319
③非業務用期間→令和2年10月6日~令和3年1月1日=2カ月28日→6カ月未満のため切捨て
④非業務用期間の減価の額→940,000円×0.9×②×0年=0円
⑤令和3年1月2日時点の未償却残高→940,000円-④=940,000円
⑥経過年数→令和1年6月~令和2年10月→17カ月(仮に16カ月でも次の⑦の通り年未満切捨てなので計算結果は変わりません。)
⑦簡便法による耐用年数→(4年×12カ月-17カ月)+17カ月×0.2=2.86年→1年未満切捨てで2年
⑧⑦の定額法償却率→0.500(平成19年4月1日以降取得のため定額法)
⑨令和3年分の減価償却費→⑤×⑧×12ヵ月/12カ月=470,000円
仕訳
令和3年1月2日 車両運搬具940,000円/事業主借940,000円
令和3年12月31日 減価償却費470,000円/車両運搬具470,000円
ご記載の前提だと上記のようになると思います。
中古資産の非業務用から業務用への転用は以下の国税庁タックスアンサーでご確認ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2108_qa.htm
蛇足ですが、令和3年分の確定申告の提出は令和4年2月16日~令和4年3月15日です。(今年ではありません)
前田先生
初心者の自分でも分かりやすく、ここまで丁寧に回答していただきまして本当にありがとうございました。
本投稿は、2021年01月06日 15時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。