海外業者への送金エラーについて 経理処理
海外業者への送金について記載しています。
先方がハッキングされ資金を受け取れなかった場合、こちらの経理処理を変更する必要があるかのご相談です。
・海外業者より消耗品を購入し、当社は既に納品物を受け取っています。
以前からビジネス上のやり取りがあり、毎回納品後の後払いです。
・予定通り納品物が到着したため先方(香港)へ送金しようとしたところ、前回と違う送金先(イギリス)を指定されました。
送金先が記載されているInvoiceも再発行され、再発行したInvoiceのとおりに支払うよう依頼があり、同じメールアドレスであったため指示通りに送金しました。
・数日後、業者より資金未着の電話連絡があり、当社が銀行へ問い合わせた結果、こちらが支払った資金は予定通りイギリスの銀行へ到着しているようでした。
・しかしながら電話での回答は送金先を変更した覚えは無いとのことで、海外業者にてセキュリティチェックをかけたところメールがハッキングされていたとのことでした。
・現時点では当社から資金は送金済みです。納品物もございます。
海外業者は資金を受け取れていませんが、先方都合、セキュリティ上の問題であるため、今回について再度の支払は不要と回答いただいています。
・(借方)消耗品費/(貸方)普通預金
と仕訳済みですが、当社の会計処理はそのままでよろしいでしょうか?
・なお当社側もIT担当にてセキュリティチェックをしました。特にこちら側への影響はございません。
ご面倒な案件ですが、仕訳の修正が必要であるかのみ、お教えいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

会計処理を変更する必要はないと考えられます。
再度の支払いは不要、とのことなので、消耗品を受け取って使用することにより消耗品費が発生するとともに、その代金を支払ったことによる普通預金が減少した、という取引内容になんら変更はない、と考えられるからです。
唐澤先生、この度はお忙しいなかご回答いただき有難うございました。こちらの処理に変更不要である点、確認ができてとても安心しました。
本投稿は、2022年10月07日 18時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。