確定申告 仕訳
美容室を経営しております。
仕訳で、摘要と補助科目をどのように使い分けたらいいのか、教えて頂きたいです。
よろしくお願い致します。
税理士の回答

志喜屋仁
会計ソフトの利用を前提に回答します。
まず、補助科目は金額を集計したい場合に使用します。
例えばシャンプー等を掛けで仕入れている場合、その仕入先A社を仕入と買掛金の補助科目「A社」として設定します。
①納品時の仕訳
(借方)仕入(A社) 100 (貸方)買掛金(A社) 100
②支払時の仕訳
(借方)買掛金(A社)100 (貸方)現預金 100
そうすると、月間や年間のA社からの仕入金額を集計できます。また、A社に対する買掛金がいくら残っているのか集計できます。
一方、集計する必要のない項目を補助科目として設定しても意味はありません。例えば「切手代」などは摘要欄に入力すれば良い項目です。入力の手間を省きたい場合は、摘要テキストの設定をすればラクになります。

寺尾諭
摘要は取引の内容を記載します。消耗品費であれば、事務用品や店内雑貨等として記載します。水道光熱費では〇〇電力電気代、〇〇市水道代などです。
補助科目は勘定科目を細かく分けて管理(内訳管理)したい場合に使用します。
例えば仕入等の買掛金を業者毎に管理したりする時に使用します。
仕入1,000円 買掛金(A社)1,000円
仕入2,000円 買掛金(B社)2,000円
と仕訳しておけば、補助科目ごとに残高等の管理出来ます。
補助科目を使用しないと買掛金3,000円と言うだけで業者毎の残高がすぐに把握できないですが、
補助科目を使用すると買掛金3,000円
(補助科目 A社1,000円、B社2,000円)
としてすぐに残高等の管理が可能となります。
また仕入に補助科目を使用すれば、仕入先毎にどのくらい
費用が掛かっているか等把握することが可能です。
このような説明でよろしいでしょうか?

補助科目は使わなくてもけっこうです。
一方、摘要はできるだけ詳しく入力してください。
最低でも、取引の内容・取引先名を記載しなければなりません。
その上で不便さを感じだしたら、補助科目を使えばよいと思います。
補助科目を使うと総勘定元帳を作成するのと同時に、
売掛帳・買掛帳を作成できるとというのが、先生方のご説明です。
美容院ですと売掛帳・買掛帳ほとんど必要ありませんね。
補助科目があまり必要にならない業種かと思います。
たくさんのご回答、とても参考になりました。
ありがとうございました。
本投稿は、2018年01月23日 17時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。