自動車整備板金塗装業の記帳
個人事業にて自動車整備板金塗装業務の記帳について2点質問がございます。
よろしければご回答をよろしくお願いいたします。
分記法を取り入れての仕訳で
自動車の修理整備で使う部品の購入を
(借)商品/(貸)買掛金又は事業主借等
で記帳し
売上時は
(借)普通預金又は事業主貸等/(貸)商品
/(貸)商品売買益
その際技術料工賃の利益は貸方勘定科目
/(貸)売上
となるのでしょうか、商品売買益と一緒に含めるのでしょうか、よろしくお願いいたします。
もう一点は
自動車塗装で使う塗料の購入は容量が大きいものが多いので商品扱いではなく、材料費の勘定科目となるのでしょうか。
もし商品とする場合は一台当たり使った塗料の量を計算するなど正確な商品売買益を求めるのは現実的に難しいのかなと思っております。
ややこしい内容で申し訳ございません。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

技術料工賃の利益の記帳について:
技術料や工賃に関する収益は「売上」として計上するのが一般的です。したがって、技術料や工賃の部分を「商品売買益」と一緒に含めるよりも、貸方勘定科目として「売上」に分けて記帳する方法を選択することが望ましいでしょう。これにより、材料販売と技術料などサービス提供部分を明確に区別でき、財務帳票上も経営分析がしやすくなります。
塗装用塗料の購入について:
自動車塗装で使う塗料は一般的には「材料費」として計上するのが妥当です。これは、塗料が消耗品としての性質を持ち、貴社のサービス提供の一環として使用するためです。もし塗料部分を商品扱いした場合、個々の案件ごとに塗料使用量を計算し、商品売買益を求める手間が増し、管理が複雑になります。このため、実務的には「材料費」で処理する方が合理的で、財務処理も簡潔になります。
ご回答ありがとうございます。
経営分析のことまで考えてくださり、ご丁寧なアドバイスも添えていただき、しっかりと理解できました。
追加でご質問なのですが、塗装用塗料の計上を材料費とした場合、そして自動車修理板金塗装業においては、商業簿記ではなく工業簿記を取り入れて日々処理していたほうが良いでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。

厳密には工業簿記かもしれません。
ご回答ありがとうございます。取り入れるかどうか慎重に検討してみます。ご丁寧なアドバイスありがとうございました。
本投稿は、2024年09月25日 11時22分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。