個人事業主 口座について
お世話になります。
先月開業し青色申告承認申請書(10万控除/簡易帳簿/現金主義)を
開業届と共に提出いたしました。
帳簿の作成を始めたのですが、お伺いしたい点がございます。
現在事業用の口座は分けておらず、有している口座はひとつのみのため
今後も分ける予定はありません。
(事業が拡大したとしても、月20~30万程度の収入までにしたいため)
①この場合、報酬の入金や消耗品購入といった事業に関するお金の流れのみを
帳簿に記載したらよいという認識なのですが、相違ないでしょうか。
②帳簿記載の際、例えば報酬について「私用口座へ入金」、
支出について「私用口座より出金」等 備考に一文添えたほうがよいでしょうか。
その他取引内容や勘定科目等で記載の際に注意すべきことがあれば伺いたいです。
ご回答の程よろしくお願いいたします。
税理士の回答

入澤凌
開業おめでとうございます。
①この場合、報酬の入金や消耗品購入といった事業に関するお金の流れのみを帳簿に記載したらよいという認識なのですが、相違ないでしょうか。
➡はい、基本的には事業に関係するもののみとなります。
②帳簿記載の際、例えば報酬について「私用口座へ入金」、
支出について「私用口座より出金」等 備考に一文添えたほうがよいでしょうか。
➡例えば、事業で儲けた利益をプライベートで利用する場合、すなわち事業用口座からお金を引き出す場合、「事業主貸」勘定(事務所から事業主にお金を貸した、要は貸付金勘定みたいなものです)を用いて仕訳を起票し、逆に事業用口座にお金を入金した場合は「事業主借」勘定(事務所が事業主からお金を借りたという意味で借入金のようなものです)で仕訳を起票します。
備考欄は仕訳の意味が分かるようにコメントを付すことができる程度に考えておけばいいので、そこまで重要ではありませんが、金額が大きくなるにつれ資金の流れを明確にしておくことで税務調査等で無駄な指摘を抑えることもできます。怪しまれないように日頃から注意して仕訳や備考を起票していくことをおすすめします。
入澤先生
お忙しいところご回答ありがとうございます。
①について、大変安心しました。
プライベートの取引まで記載したら大変なことになるので。
もう少しご質問させてください。
現在、簡易簿記かつ現金主義での帳簿記載のため
帳簿に「事業収支帳」と銘打ち記載を進めています。
項目は、日付/取引内容/収入/支出/支払方法/相手先/勘定科目/備考 としております。
たとえば4/25に5000円の報酬があり、私用口座(事業用と兼用)に入金された場合、
4/25/報酬/5,000/ / 銀行振込/取引先会社名/事業収入 と記載するだけで問題ないでしょうか。

入澤凌
たとえば4/25に5000円の報酬があり、私用口座(事業用と兼用)に入金された場合、
4/25/報酬/5,000/ / 銀行振込/取引先会社名/事業収入 と記載するだけで問題ないでしょうか。
→記載内容に問題点もなく、不足事項もないので大丈夫です。
お忙しいところご丁寧にありがとうございました。
本投稿は、2025年05月19日 12時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。