納品後の代金と納品前の代金を、一緒に普通預金に入金された場合の仕分け
イラストレーターをしています。初心者です。納品後の代金と納品前の代金が、同時に普通預金に入金された場合の仕分けを教えてください。
①Aさんからコミッションサイトを通じて、イラスト10,000円での申し込みがありました。料金全額先払いしてもらい、コミッションサイトの利用料400円、paypalの利用料600円差し引かれ、コミッションサイトでの売り上げが9,000円になりました。
②翌日、Bさんからコミッションサイトを通じて、イラスト20,000円での申し込みがありました。Bさんにも料金全額前払いしてもらいました。コミッション利用料800円、paypal利用料1,200円差し引かれ、コミッションサイトでの売り上げが18,000円追加されました。(この時点でコミッションサイト上では27,000円の売り上げ)
③Aさんにイラストを納品、Aさんとは取引終了しました。そのあと、paypalに出金申請をして27,000円が普通預金に振り込まれました。
④1週間後、Bさんにイラストを納品、Bさんとの取引終了しました。
以上です。ややこしくてすみません。よろしくお願いします。
税理士の回答

三嶋政美
結論から言うと、①②の段階では、Bさん分のイラストはまだ納品前であるため、全額を「前受金」として処理します。仕訳は次のようになります。
①Aさん前受時(納品前)
(借)現金預金 9,000/(貸)前受金 9,000
②Bさん前受時(納品前)
(借)現金預金 18,000/(貸)前受金 18,000
③Aさん納品時(収益確定)
(借)前受金 9,000/(貸)売上 9,000
④Bさん納品時(収益確定)
(借)前受金 18,000/(貸)売上 18,000
このように、入金時点では前受金として負債計上し、納品が完了した時点で売上に振り替えます。コミッション料やPayPal手数料は別途「支払手数料」として経費処理します。
本投稿は、2025年10月10日 16時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。