経費を年間で合算して精算する場合の仕訳について
個人事業主です。
経費を期間ごとに清算する時の仕訳を教えてください。
以下、状況です。
・電気代等の支払を、大家さん(法人・6月決算)が一括で各業者に支払い、こちらの使用分を大家さんに銀行振込で支払うという方法で行っています。
・内容は電気代、プロバイダ料、駐車場代等、勘定科目が複数になります。
・月々の支払いは大家さんの決算期(6月~翌5月)の前期金額で計算して、全経費合計して端数を切り捨た金額で支払っています。
以前、ここまで記載して「切り捨ての端数分はどのように仕訳したらいいか」を質問し「雑収入」でいいのではないかと回答をいただきました。
以前の質問の時は私自身も今期分は割引のままという認識でいたので、教えていただいた通りに仕訳をしました。
しかし、これは私の勘違いで、大家さんの決算時(6月)に今まで月々支払ってきた金額と実際にかかった金額を清算し、今期は余剰があったため差額を返却されました。
このような状況の場合は以下の物はどのように仕訳すればいいでしょうか。
・月々の振込時の割引分の仕訳
・決算時の清算額の仕訳(今回は余剰でしたが、次回は不足を支払うことになると思います)
・自分は個人事業主ですので12月末までで申告をおこなっています。大家さんは法人で6月末決算なのですが、7月~12月分の精算分はどのようにしたらいいでしょうか。確定申告の3月には清算額がいくらになるかはわかりません。
いくつも質問があってすみません。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

清算が確定した時の損益修正で、何ら問題ないと思います。
相手が清算しない限り、こちらはわからないので、そのままの処理となります。

月々の支払は何時の分の支払なのですか?
というのも、税務上、概算額では経費になりませんので。
丸めた数字で毎月支払っているのは何時のものだろうと。
7月から6月分を大家さんが精算。ここで確定額になる。
では、今年の7月~の分は何時、確定するのでしょうね。
大家さんへの支払はさておき、毎月、幾ら発生しているか大家さんに教えてもらえば、12月まで発生した分は経費ですね。
ただ、教えてもらわなければ実際に精算した日。7月~12月分の精算は来年なので、来年に経費、というのも一案です。
毎月の振込はどういったものか。これまでは何時、経費に入れてきたのでしょうか。
ご回答ありがとうございます。
富樫先生
>清算が確定した時の損益修正で、何ら問題ないと思います。
精算時の仕訳の科目は何になりますでしょうか。
・不足分を支払った場合は
水道光熱費 ○○円/預金 ○○円
・過剰分の返金があった場合は
預金 ○○円/水道光熱費 ○○円
というような仕訳でいいでしょうか。この時に7月~12月は前期分なので分けるというような扱いをしなくていいということですよね?
相田先生
具体例としましては
2017年7月~2018年6月の各料金合計が以下の通りだとします。
・水道代 40,000円
・電気代 148,800円
2018年7月~2019年6月の月々の振り込みは以下のようになります。
・水道代 40,000÷12=3,333円
・電気代 148,800÷12=12,400円
振込額→3,333+12,400=15,733円→15,000円(端数は切り捨てで金額を決定)
12ヶ月で180,000円を振り込むことになりますが、2019年6月の時点で実際に大家さんが各会社に支払った合計額が195,000円だった場合は、
195,000‐180,000=15,000円を清算として払う
という方法で料金を支払っています。
毎月の支払が具体的にいくら発生しているかはわかりません。
他にも同じ家屋に会社が入っているので、こちらだけ個別に教えてもらうということもできません。
相田先生のおっしゃるのは、月々の振り込み時は「仮払金」のような科目にしておいて、6月の清算時(実際に差額を教えてもらうのは7月ですが)に1年分一括で経費として仕訳するということでしょうか。

理屈で言うと債務が確定していないので損金不可ですね。
後は、100%安全では無いけど払っているし、マンション修繕積立金を経費にするのと同様の理屈でするかどうか。
ただ、前例が無いので、多少気になります。
安全には仮払金扱いですが。
理屈では、です。

債務が確定していなくても、収入に直接対応する経費は合理的に見積りすることが常識です。
精算前の概算値が、実際の数値と極端に異ならない限り、概算値でも問題がないと思います。
本投稿は、2018年06月14日 20時52分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。