事業用現金について
青色申告を初めてします。
無知で大変申し訳ありません。
開業した際、個人口座をそのまま使い売上が振り込まれています。経費や生活費などが同じ口座から引き落とされていたり、現金を出し、そこから経費に使ったり、個人で必要な物を購入したりしています。
その場合の処理で分からない点がありましたので相談させていただきたいです。
上記の中で数点質問です。
①クレジットカードはどれが経費でどれが個人かが明確なので、個人的なものや生活費は事業主借で処理すれば宜しいでしょうか?
②売上から一旦現金を出し、その中から経費として使ったものはどの様な処理方法ですれば宜しいでしょうか?
③12月の売上から新しく作った事業用口座に売上が振り込まれます。
口座から途中でかわるのですが、問題無いでしょうか?
また口座が変わる場合の何か処理は必要でしょうか?ちなみに新しい口座は0円です。
無知で言葉足らずなところがあるかと思います。どうぞ宜しくお願いします。
税理士の回答

1.クレジットカード使用の場合
(1)事業経費 (経費)xxxx (事業借)xxxx
(2)個人分 (事業主貸)xxxx (事業主借)xxxx 特に仕訳しなくても良い。
2.事業としての現金勘定を使用する場合
(現金)xxxx (売上)xxxx
(経費)xxxx (現金)xxxx
3.事業用の新しい口座を開設した場合、会計システムを使用されていれば口座登録をするだけになると思います。
1.個人的なものや生活費は事業主貸の処理になります。仕訳としては次のようになります。
・事業主貸 / 普通預金 ×××
2.次のような仕訳になります。
《売上入金時》
・普通預金 / 売上 ×××
《現金引出し時》
・現金 / 普通預金 ×××
《経費支払い時》
・○○費 / 現金 ×××
2名の税理士さま、お返事ありがとうございます。ご連絡が遅くなり申し訳ありません。
大変分かりやすく説明くださり、助かりました。
もう一つ疑問点が出てきました。
②の質問にてお返事頂きましたが、
普通預金から現金を引き出し、その現金を使って経費として使った場合の所がやや異なるのですが…。
・現金/売上×××
or
・普通預金/売上×××
こちらの違いは何でしょうか?
また別途お伺いしたいのですが、最終的な所得の合計は事業主借の金額も所得になりますか?
また、普通預金で残った残高も所得として合わせて計算という事になるのでしょうか?
宜しくお願いします。

1.現金/売上 は、売上を現金で受け取る場合になります。そして、普通預金/売上 は、売上が口座に振込まれた場合になります。
2.事業所得金額の計算は、以下の様になります。
収入金額(売上)-経費-青色申告特別控除額65万円=事業所得金額
従いまして、事業主借の金額や普通預金の残高は所得金額にはなりません。
ご連絡ありがとうございます。
〉普通預金から現金を引き出し、その現金を使って経費として使った場合の所がやや異なるのですが…。
普通預金に売上代金が振り込まれ現金を引き出して経費に使った場合には、
・普通預金/売上 ××× となります。
一方、売上代金を現金で受け取りそのまま経費として使っていた場合には、
・現金/売上 ××× となります。
〉最終的な所得の合計は事業主借の金額も所得になりますか?
〉普通預金で残った残高も所得として合わせて計算という事になるのでしょうか?
事業主借は所得金額の計算の損益には影響しないものになります。また、普通預金の残高は事業所得の所得金額に加算する必要はありません。あくまでも事業に関連する収入から必要経費を差し引いて事業所得の金額を計算します。
またまた詳細をありがとうございます。
②の件は解決しました!理解出来るよう、詳しくご説明くださり、ありがとうございます。
という事は事業主借で処理した分は、例え経費で使ったとしても、プライベートで使ったとしても、最終的な申告金額は事業主借の分は全て除外という事でしょうか?
それとも、個人的な分で使った事業主借の分は所得に含めますか?そこがいまいち分かりません。
そうなると、所得に対しプライベートで使った分で何でも事業主借で処理すれば所得が無くなってしまのでは?と疑問に感じるのですが…。
本投稿は、2019年11月15日 13時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。